「風が少し優しく感じるようになった。」
若い頃は気にも留めなかった季節の変わり目が、年齢を重ねるごとに心に沁みるようになりました。
今日は春分の日。昼と夜が同じ長さになるこの日は、まるで人生の折り返し地点のようです。
これまで歩んできた道と、これから進む道。どちらにも思いを馳せながら、今日は少し立ち止まってみませんか?
**春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」**とされていますが、せっかくならこの機会に「自分自身をいたわる日」にしてみましょう。
今回は、大人世代にこそ取り入れてほしいセルフケア法をご紹介します。
春分の日は「心の節目」
春分の日は、自然界では昼と夜が同じ長さになる特別な日です。
それはまるで、人生のバランスを見直すタイミングのようにも思えます。
これまでの歩みと、これからの未来。
「これから何を大切にするか?」
「無理をしない生き方を選べているだろうか?」
そんな問いがふと心をよぎる日でもあります。
私自身、春分の日が少し特別なものに変わりました。
若い頃は祝日として捉えるだけでしたが、今は**「心の節目」**と考えるようになったのです。
日々の忙しさの中で見過ごしがちな「自分の気持ち」に静かに向き合える、そんな時間になりました。
だからこそ、この日は自分を労わるケアを取り入れてみましょう。
春分の日にできるセルフケア5選
1. 朝日を浴びる時間
春分の日は自然と向き合う祝日です。
普段より少しだけ早起きして、ベランダや窓辺で朝日を浴びてみませんか?
ポイント:
- 朝日は「セロトニン」という幸福ホルモンの分泌を促します。
- 日常のストレスで乱れがちな自律神経を整える効果もあります。
- 朝日を浴びることで気持ちが前向きになり、心が安定しやすくなります。
2. 丁寧なコーヒータイム
忙しい日々ではついルーティン化しがちなコーヒータイム。
この日は豆を挽くところから丁寧に淹れて、特別な時間にしてみませんか?
やり方:
- コーヒー豆を挽くところから始める
- 紅茶は茶葉から丁寧に淹れる
- カップを温めて香りを楽しむ
香りと温かさに包まれることで、心がゆるむひとときになります。
3. 心を書き出す時間
春分の日は、心の整理にもぴったりの日。
ノートや手帳に「これからの人生で大切にしたいこと」や「手放したいもの」を書き出してみましょう。
私の実践例:
ある年の春分の日に、「これからは自分のために生きる」と書きました。
日々の役割を優先するばかりで、自分の気持ちを後回しにしていたことに気づいたからです。
書き出すことで気持ちが整理され、少しずつ前向きに歩き出せるようになりました。
4. 静かな散歩時間
春分の日は、自然の中でゆったりと過ごすのがおすすめです。
散歩のコツ:
- スマホは持たずに歩く
- 小鳥の声や風の音に耳を澄ます
- 五感を開放して春を感じる
春の空気に包まれて歩くと、心がほぐれていきます。
5. 部屋に花を飾る
春分の日は自然に感謝する祝日。
この機会に花を飾る習慣を始めてみませんか?
おすすめの花:
- 春らしいチューリップやラナンキュラス
- 香りが心地よいスイートピー
- 淡いピンクや黄色の花で春を演出
視界に色が入るだけで、気持ちが明るくなります。

春分の日をきっかけに、ゆるく習慣を変える
春分の日は「これからの自分」を見つめ直す節目。
とはいえ、大きく変えようとすると続かなくなりがちです。
だからこそ、ゆるく続けられる習慣をひとつだけ取り入れてみませんか?
例えば:
- 毎朝、3分だけ深呼吸する
- 週末に好きな音楽を聴く時間をつくる
- 月に1回、自分をいたわるためにお気に入りのカフェに行く
小さな習慣でも、積み重ねれば心が少しずつ軽くなります。
おわりに
春分の日は、ただの祝日ではなく、自分と向き合う節目の日。
これまで頑張ってきた自分に「お疲れさま」と声をかけるように、無理をせずいたわる時間を大切にしましょう。
今日だけではなく、これからの日々で自分を大切にする習慣を少しずつ取り入れてみませんか?
きっと、未来の自分が「ありがとう」と微笑んでくれるはずです。
かこ

