〜思い切って手放すと見えてくる、“私らしいこれから”〜
「そろそろ部屋も心もスッキリさせたい」「でも、これだけはなかなか捨てられない…」
そんな想い、50代を迎えた私たちにとって、きっと一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
年齢を重ねるごとに、「もったいない」「思い出がある」「いつか使うかも」——そんな気持ちが積み重なって、暮らしも心も“モノ”であふれていませんか?
この記事では、私自身の体験を交えながら、50代女性が「手放しにくい」と感じがちなものをランキング形式で紹介します。
それぞれに「なぜ手放せないのか」、そして「どうすれば手放せるのか」を深掘りしながら、一緒に“これからの私らしさ”を育むヒントを見つけていきましょう。
【第1位】「いつか使うかも」の服
手放せない理由
「これ、高かったし」「まだ着られるし」「痩せたら着るつもりだった」——50代のクローゼットには、こうした“いつか”を抱えた服がたくさん眠っていませんか?
私もかつて、タンスにギュウギュウに詰まった服を見ながら、「何も着るものがない」と嘆いていた一人です。
でも実際に着ていたのは、いつも同じお気に入りの数着だけ。
特に50代になると、体型や好みが変わり、以前は似合っていた服がしっくりこなくなることも。
手放すコツ
「今の自分に似合うかどうか」「気持ちが上がるかどうか」で選別してみましょう。
私は「今日から“制服化”しよう」と決めて、ベーシックで好きな色の服だけを残しました。
すると、朝の支度がぐっと楽に、そして毎日が気持ちよく回りはじめたんです。
【第2位】思い出の品・写真・手紙
手放せない理由
学生時代の手紙、子どもが描いた絵、親からもらったハガキ、元恋人との写真…。
「これは捨てたらいけない気がする」と思って、押し入れの奥にしまい込んでいたものが、私の家にもたくさんありました。
特に50代は“親の介護や見送り”などを経験する世代でもあり、「思い出」はますます重みを増していく年代です。
でも気づいたんです。
それらのモノたちを通して感じているのは「過去への執着」や「今の自分とのズレ」かもしれないと。
手放すコツ
私は思い切って、「見ると心が温かくなるものだけ残す」ルールを作りました。
写真や手紙は、一部だけデジタルに残して処分。
手紙は読み返して、「ありがとう」と言ってから手放すことで、気持ちにも一区切りをつけられました。
【第3位】使っていないブランドバッグや高価な小物
手放せない理由
「これ、高かったのに」「いつか娘にあげようと思って」——使っていないけれど、手放せないブランド品。
実は私も、20代の頃に無理して買ったハイブランドのバッグを、20年以上手放せずにいました。
でも、それを持って出かけることもない。むしろ「なんとなく今の私には似合わない」と感じていたんです。
手放すコツ
「思い出」ではなく、「今の自分との相性」で判断する。
手放す決断のきっかけは、「それ、全然使ってないじゃん」と娘にあっさり言われた一言でした。
売ったお金で、今の自分に合うストールを買ったら、気分もぐっと上がりました。
【第4位】お金をかけた趣味道具や習い事グッズ
手放せない理由
ピアノ、英会話、着付け道具、スクラップブック用の材料…。
「せっかく習ったから」「いつかまた始めるかも」と思って保管している趣味用品、ありませんか?
私は一時期、パン作りにハマってホームベーカリーや型、材料一式を揃えましたが、数年使わずじまいでした。
見ていると「なんで続かなかったんだろう」と、自分を責める気持ちまで湧いてきていたんです。
手放すコツ
「過去の熱量」と「今の気持ち」は別もの。
私は一度「本当にまたやりたいと思うか」と問い直し、思い切って処分。
意外なことに、手放したことで新しい趣味(刺し子)との出会いがありました。
【第5位】人間関係にまつわる「気が重くなるモノ」
手放せない理由
プレゼントでもらったけど、実は好みじゃなかったもの。
今はもう疎遠になった人との写真。
見ているだけで気分が下がるモノ。
私は以前、職場の人にもらった陶器の置き物を「もったいない」とずっと飾っていたのですが、見るたびにその人のキツイ言動を思い出してしまい、モヤモヤ…。
手放すコツ
「気を遣ってとってあるもの」に囲まれていると、無意識に自分を犠牲にしてしまいます。
「私が大切にしたいのは、モノより自分の気持ち」——そう考えたら、意外とスッと手放せました。
【第6位】「もう着ない」とわかっているけど捨てられない学生時代の制服やスーツ
手放せない理由
「青春の思い出」「あの頃の自分とのつながり」——学生時代の制服や、初めて買ったリクルートスーツなど、形ある“記憶の品”はなかなか処分できません。
私も、30年前の高校の制服がクローゼットの奥にありました。スカートの丈が時代を物語っていて、見れば懐かしい。でも、もう着ることもありません。
手放すコツ
写真に残すという方法があります。私は制服をハンガーにかけて記念に撮影し、思い出アルバムに加えました。
実物がなくなっても、その瞬間を切り取った写真があれば、心は十分満たされました。
【第7位】「〇〇しなきゃ」という思い込み
手放せない理由
50代になると、「母親だからこうあるべき」「嫁として〇〇すべき」「いい人でいなきゃ」など、無意識のうちに自分を縛る“思い込み”が根強く残っています。
私自身も、「家族より自分を優先するなんてワガママ」と思い込んでいた時期が長くありました。
けれど、ある日友人に言われた「あなたが笑ってないと、周りもつられるよ」のひと言で、ガラリと視点が変わったのです。
手放すコツ
「本当にそうしなきゃいけないのか?」と一度疑ってみること。
紙に書き出してみると、「これ、誰に言われたんだっけ?」と、思い込みの出どころに気づくこともあります。
【第8位】過去の肩書き・プライド
手放せない理由
「◯◯会社でバリバリ働いていた」「管理職だった」「地域の役をしていた」など、過去の経験やプライドは、自信の源である一方で、今の自分を苦しめることもあります。
私も、退職後しばらく「私はもう社会的に役に立っていないのでは…」と不安でいっぱいになりました。
でも、肩書きではなく“私そのもの”で人とつながることで、少しずつ心が楽になったのです。
手放すコツ
“今”の自分が大事にしたい価値観を言葉にしてみる。
私は「人の役に立ちたい」を「誰かの話を聞くこと」に置き換え、ボランティアを始めたことで、自分の居場所を再発見できました。
【第9位】もう使わない家電・キッチン用品
手放せない理由
ヨーグルトメーカー、ミキサー、大型炊飯器…。結婚当初に揃えた家電や、かつて家族の人数が多かった頃に使っていた調理道具。
「まだ使えるし」「もったいないし」そんな思いで、キッチンの奥深くに眠っていませんか?
私も「まだ現役!」と思って取っておいた大型フードプロセッサー、5年以上使っていなかったことに気づきました。
手放すコツ
「最後に使ったのはいつ?」と問いかける。
私の場合、「1年以上使っていないものは一度段ボールに詰める→3ヶ月後に思い出さなかったら処分」というルールを作りました。
心の負担も不思議と軽くなります。
【第10位】「人との比較」や「周囲の目」
手放せない理由
SNSで誰かのキラキラした日常を見るたび、「私、何してるんだろう」と焦ったり落ち込んだり。
50代という年齢は、子どもの自立や親の介護、仕事の変化など、ライフステージの大きな変化と直面する時期。
そんな中で「他人と比べない」って本当に難しい…。
手放すコツ
私は一時、SNSを思い切ってお休みしました。
すると、気づいたんです。「私の1日は、比べるものではなく味わうものだ」と。
「昨日の自分」とだけ比べると、不思議と小さな達成感に気づけるようになります。
手放して見えてきた「本当に大切なもの」
50代になってからの“手放す”という行為は、「捨てる」ことではなく、「選び直す」ことだと気づきました。
モノを減らすことで、心が整い、思考がクリアになる。
執着を手放すことで、人間関係が楽になり、自分をもっと大切にできるようになる。
なにより、「今の私」が本当に必要としているものが、ようやく見えてくるのです。
最後に:手放すことで、自分らしい暮らしが始まる
「手放すこと=寂しさや喪失」だと思っていた私が、今では「選び直すこと=未来への余白」だと思えるようになりました。
このランキングにあるような“手放しにくいもの”は、誰にでもあるものです。
でもそれは、過去を否定することではありません。
むしろ、大切にしてきたからこそ、感謝とともに「ありがとう」と手放す。
そして、軽くなった心と暮らしで、これからの人生をもっと自分らしく、心地よく歩いていけたら——。
あなたにも、そんな“心の余白”が訪れますように。
手放す勇気を後押ししてくれる、小さな助けアイテムたち
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
50代という節目は、これまでの人生で築き上げてきたものと、これから先の人生に必要なものを見直す大切なタイミング。
でも、「手放す」って、ただ捨てることじゃありませんよね。思い出や感情が絡むものは、特に。
私自身、「これは手放せない…」と思っていたものを、ある日ふと整理できたとき、心がスッと軽くなる感覚を味わいました。
そしてその背中を、そっと押してくれたのは、手放しや整理整頓を助けてくれるツールや本との出会いでした。
ここでは、私が実際に使ってよかったもの、また「これはいいかも」と思えたアイテムをいくつかご紹介します。
どれも、50代の私たちの暮らしと心に優しく寄り添ってくれるものばかりです。ぜひあなたに合う“手放しのヒント”を見つけてみてくださいね。
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無理に捨てることも、無理に過去を振り切る必要もありません。
でももし今、「少しでも軽くなりたい」「もっと暮らしを整えたい」と思っているなら、小さな一歩から始めてみてください。
あなたが本当に大切にしたいものに囲まれて、自分らしく過ごせる日々になりますように。
そのための“お助けアイテム”として、ぜひ活用してみてくださいね。
かこ
