親の介護で葛藤する日々――無理をしないために大切な5つの気づき

親の介護で葛藤する日々――無理をしないために大切な5つの気づき

親の介護を始めてから、何度も自分の気持ちと向き合いながら過ごしています。愛情を持って介護をすることが一番大切だとはわかっていても、実際に毎日の中でそのバランスを取ることは簡単ではありません。特に「親の気持ちを尊重する」という部分は、頭では理解していても心の中で悩みが生じることが多いのです。今回の記事では、そんな私が感じている悩みや葛藤について、少しお話しさせていただきます。

私と同じように親の介護に悩んでいる方々にとって、少しでも共感してもらえることがあれば嬉しいです。また、この悩みをどう乗り越えていくかを考えるきっかけになればと思います。

目次

親の気持ちを尊重することの大切さ

親の介護を始めた頃、まず最初に意識したのは「親の気持ちを尊重する」ということでした。もちろん、それは当たり前のことだと自分でも思っていました。親が年を取るにつれて、体力が落ち、思うように動けなくなる。そんな中で、親が自分でできることを尊重し、できる限り自分のペースを保てるようにサポートしてあげたいと思っていたのです。

例えば、食事のメニューを一緒に決めたり、何を着たいか選んでもらったり、毎日の生活の中で「これをやりたい」と言った時には、その気持ちを尊重してあげるように心掛けました。

特に、親が自分でできることを無理に手伝おうとせず、できるだけ本人が自信を持って生活できるように配慮していました。

たとえば、自分で体調をチェックできる音声付きの体温計血圧計を取り入れてみたこともありました。親自身が自立感を持てる場面も増えたアイテムでもあります。
毎日、親自身の健康管理も経て用意したものです。

しかし、それでも理想と現実は違うもので、実際に介護をしていく中で感じるジレンマが次第に大きくなっていきました。


親の気持ちと、自分の気持ちがすれ違う時

親の気持ちを尊重したいという気持ちが強くなる一方で、実際には「どうしても自分のやり方でやりたくなってしまう自分」がいます。

最初はその気持ちに罪悪感を抱いていました。

「親が望むことを全てやりたい、全力でサポートしたい」と思っていたものの、その気持ちが強すぎることで、逆に自分を追い詰めてしまっていることに気づき始めました。

例えば、親が「今日は掃除をしてほしい」と言った時、そのリクエストを聞いて「わかりました」と答えるのは簡単ですが、その時に自分が本当に疲れている場合、どうしても「今やらなくてもいいかな」と思うことが増えてきました。

けれども、やっぱり「親が困っているからやらなければ」と思って、気づけば無理を重ねている自分がいる。こんな日々が続くうちに、私は次第に「こんなに疲れているのはなぜだろう?」と自分を責める気持ちが湧いてきました。

親の気持ちを尊重することはもちろん大切ですが、それと同時に自分の気持ちも大切にしなければ、長続きしないことに気づき始めたのです。

そんな時は、カモミールのハーブティーラベンダーのハーブティーでひと息つくだけでも、気持ちにゆとりが生まれたりします。


頑張りすぎてしまう自分に気づいた瞬間

介護をしていると、
「これくらいはできるだろう」
「自分がやらなければ」
という気持ちが強くなりがちです。

しかし、実際にはその「自分がやらなければ」という思いがどんどん重荷になっていき、ついには身体的、精神的な限界を迎えることになります。

私もその一人で、知らず知らずのうちに頑張りすぎている自分がいて、最終的には「もう限界かもしれない」と感じる瞬間が何度もありました。

ある日、親が
「もう少しゆっくりしていてほしいーー」
と言ったとき、胸がぎゅっと締めつけられるような気持ちになりました。

「自分だけじゃ足りないのか…」と、ふと弱音がこぼれそうになったのです。
これまでずっと一人で頑張ってきたつもりだったけれど、それが親に対しても自分に対しても負担をかけていたのだと痛感しました。

でも、その瞬間に気づいたことがあります。

それは、「自分の限界を認めることが、実は親の気持ちを尊重することにもつながる」ということです。
無理をして親を支え続けることが、必ずしも親にとって最善とは限りません。私が疲れてしまえば、その負担は親にも伝わるはずです。

そこで、介護の専門家や他の家族の協力を得ることの重要性に気づきました。「一人で頑張らないこと」が、親にとっても、私にとってもより良い方法だと感じるようになったのです。

最近では、わたし自身のことも考える余裕ができ、まずはいまの自分に大切なのは睡眠だと感じ、アロマミストアイマスクなどのアイテムを使って、短時間でも質の良い睡眠を取れるよう意識しています。

親の介護で葛藤する日々――無理をしないために大切な5つの気づき

親とのコミュニケーションを大切にする

介護をしている中で、最も大切だと思うのは親とのコミュニケーションです。

親が自分でできることをやりたがる気持ちを尊重し、できるだけそれをサポートする一方で、親にも自分の気持ちを伝えることが大切です。

例えば、「今日は少し疲れているから、少しだけ休ませてね」と伝えたり、逆に親が困っている時には「どうしたらお手伝いできるかな?」と聞いてみたり。

親と介護する側の気持ちをうまく伝え合うことで、無理をしなくても済む方法が見つかることがあります。

親の気持ちを尊重しつつも、相手のペースに合わせすぎて自分が疲れてしまうことがないように、適度に助けを求めることが重要です。

心が疲れたときには、わたしの支えになったのは、同じ立場の人の介護エッセイです。
“ああ、私だけじゃない”とホッとできたんです。


介護を通じて学んだこと

介護をしている中で、最も学んだことは「親の気持ちを尊重しつつ、自分も大切にする」というバランスです。

無理に親を支え続けるのではなく、時には自分を休ませることが、長期的には親にとっても良い結果を生むことを実感しています。

これからも親と一緒に歩んでいくために、自分の体調や心のケアを大切にしていきたいと思います。


おわりに

親の介護は本当に難しい問題ですが、「親の気持ちを尊重する」という大切な部分を忘れずに、少しでも前向きに過ごしていけたらと思います。

私の悩みや葛藤は、きっと同じような立場の方々にとって共感できる部分もあるはずです。

悩みを打ち明けることで、少しでもみんなで支え合えるような関係を築ければ嬉しいです。

これからも親と共に、少しずつでも良い方向へ進んでいきたいと思っています。

介護は一人では抱えきれない時があります。

あなたはどんな時に「もう無理かもしれない」と感じますか?

そんな気持ちを抱えた時は、どうしていますか?

かこ

親の介護で葛藤する日々――無理をしないために大切な5つの気づき

50代から始める自分らしく過ごせる方法

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この記事を書いた人

当ブログ管理人のかこです。
50代になり、これからの人生をもっと楽しく、豊かに生きたいと思っています。このブログでは、50代からの人生開花をテーマに、日々の暮らしや心のケア、趣味のことなどをシェアしています。

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