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50代で離婚した私が見つけた「元夫とのちょうどいい距離感」|子どもとの関係を守るために

50代になってからの離婚——
それは、人生の節目をいくつも越えてきた私たちにとって、決して軽くない選択です。

「もう終わったこと」と割り切りたいのに、子どもを介して、元夫と連絡を取らなければならない場面がある。

心の中ではいろんな思いが渦巻いていても、子どもの前では冷静でいたい。
だけど、元夫とのやり取りがうまくいかないと、ふとした瞬間に感情が揺れてしまう。

そんな“人との距離感”に悩んだときに、こちらの記事も参考になるかもしれません。
人との距離を“整える”という選択──50代、ちょうどいい関係の見つけ方

私は5年前、25年連れ添った夫と離婚して、ようやく見つけた“ちょうどいい距離感”。
今思えば、

「元旦那とはもう関係ないから」って思いたいけれど、子どもがいるとそう簡単にはいかないのが現実。学校のこと、進路のこと、時には病気のことまで…。連絡を取らざるを得ない場面って、意外とたくさんあるんですよね。

私も5年前に離婚して、最初はどう接していいのか本当に分からなくて。25年間一緒にいた人が、ある日から「元旦那」になるなんて、心の整理がつかなくて当然ですよね。

でも今は、「この距離感が私たちには合ってるな」って思えるようになりました。もしかしたら、同じような気持ちで悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。そんな方に、少しでも参考になればと思って、私の体験をお話しさせていただきますね。


目次

子どもがいるからこそ、縁は続いていく

離婚した時、正直「これでもう関わらなくて済む」って思った部分もありました。でも、子どもがいる以上、完全に縁を切るなんて無理な話なんですよね。

うちの子はもう22歳になりましたが、それでも「お父さんとお母さんに相談したいことがある」って言うことがあります。大学のこと、就職のこと、将来のこと。子どもにとって、私たちは離婚していても「両親」なんだなって、改めて感じます。

最初は「元旦那と話すなんて…」って気が重かったんです。でも、子どもの顔を見ていると、やっぱり両親が協力してくれると安心するんだなって分かってきました。

私たち50代って、もう人生の半分以上を歩んできているから、感情だけで動くよりも「子どものために何ができるか」を考えられるようになったのかもしれませんね。


仲良しじゃなくていい、協力できればそれでいい

「元旦那と仲良くしなきゃ」なんて、無理に思う必要はないと思うんです。私も別に仲良しこよしじゃありません。でも、子どものことになると、ちゃんと話し合いはできるんです。

今の関係を例えるなら、「職場の同僚」みたいな感じでしょうか。プライベートでは関わらないけれど、仕事(この場合は子育て)では協力する。そんな距離感です。

50代になると、若い頃のように感情的になることも少なくなったなって感じます。「あの時はああだった、こうだった」って過去を蒸し返すより、「今、子どものために何をすべきか」を考える方が建設的ですよね。

LINEでやり取りする時も、用件だけをサッと伝えて、余計なことは書かない。返事が遅くても怒らない。そんな感じで、お互いにストレスにならないようにしています。


心の中の「ありがとう」が関係をやわらげる

これは私だけかもしれませんが、元旦那に対して「ありがとう」って気持ちを、心の奥底では持っているんです。

もちろん、離婚に至ったからには色々なことがありました。でも、25年間一緒にいて、子どもを育てて、楽しいことも辛いことも共有して。その時間があったからこそ、今の私があるんですよね。

直接「ありがとう」なんて言いませんよ(笑)。でも、心の中でそう思っていると、元旦那とのやり取りでも、なんとなく穏やかでいられるんです。

50代になって思うのは、人生って全部が白か黒かじゃないんだなってこと。離婚したからといって、すべてを否定する必要はないのかもしれません。


子どもの晴れ舞台に、ふたりで寄り添えた日

去年、子どもの大学でゼミの発表会があったんです。「保護者も見学できます」って聞いて、「一応、元旦那にも声をかけておこうかな」って連絡しました。

そうしたら当日、会場に行ったら元旦那がビデオカメラ持参で最前列にいるじゃありませんか(笑)。「なんでそんなに張り切ってるの?」って内心思いましたが、発表が終わった後に「動画撮ったから、後で送るね」ってLINEが来て。

その時、「ああ、この人も親なんだな」って、なんだか素直に思えたんです。離婚はしたけれど、子どもを愛する気持ちは同じなんだなって。

子どもも後で「お父さんとお母さんが両方来てくれて嬉しかった」って言ってくれて。私たち親の関係がうまくいっていると、子どもも安心するんだなって実感しました。


元夫との連絡は、シンプルに、淡々と

実際にどんな風に連絡を取っているか、具体的にお話ししますね。基本的にはLINEを使っています。50代の私たちでも使いやすいし、記録も残るので後で「あれ、何て言ったっけ?」ってならないので便利です。

例えば、子どもの大学の保護者会の連絡が来た時は「○月○日に保護者会があります。参加されますか?」って短く送ります。感情的な言葉は一切使わず、事務的に。でも冷たすぎない程度に。

返事も「参加します」とか「都合がつかないので欠席します」とか、シンプル。昔みたいに「お疲れさまです」とか「よろしくお願いします」みたいな挨拶も、今はもう省略しています。

でも不思議なもので、こうやってシンプルにやり取りしていると、変な感情的なもつれが起きないんです。お互いに楽なんでしょうね。


感情が揺れる日は、自分を責めないで

50代って、更年期の影響もあって、感情の波が激しい時がありませんか?私も時々、些細なことでイライラしてしまうことがあります。

元旦那からのLINEを見て「なんでこんな言い方するの?」って思ってしまう日もあるんです。でも、そういう時は「あ、今日は体調的に敏感になってるんだな」って自分を客観視するようにしています。

更年期って、自分でもコントロールしにくい部分があるじゃないですか。だから、感情的になりそうな時は無理に返事をしないで、一日置いてから返信するようにしています。

友人に「更年期のせいで元旦那にキツく当たりそうになる」って相談したら、「分かる!私もそうだった」って言ってくれて。50代女性あるあるなんですね。

一人で抱え込まないで、「今はそういう時期なんだ」って受け入れることも大切だなって思います。


他人の声より、自分と家族のかたちを信じて

離婚して最初の頃は、周りの人たちの反応も気になりました。「元旦那さんとはもう連絡取らないの?」って聞かれたり、「子どものためとはいえ、よく連絡取れるね」って言われたり。

中には「もう完全に縁を切った方がいいんじゃない?」って言う人もいれば、「子どものためには協力した方がいい」って言う人もいて。みんなそれぞれ違う意見を持っているんですよね。

最初は周りの意見に左右されそうになりましたが、今は「私たち家族にとって一番いい形を選べばいい」って思えるようになりました。よそのご家庭はよそのご家庭。うちはうちのやり方があるんです。

50代になると、他人の目を気にするより、自分と家族の幸せを優先できるようになったのかもしれませんね。


子どもの就活を、元夫と“チーム”で乗り越えた

去年、子どもの就職活動で元旦那と協力する機会がありました。履歴書の添削、面接の練習、企業研究のお手伝い。分担してサポートしたんです。

私は文章を書くのが得意だから履歴書の添削を担当。元旦那は人と話すのが上手だから面接の練習相手を引き受けてくれました。久しぶりに「チーム戦」って感じでした。

子どもも「お父さんとお母さんが協力してくれて心強い」って言ってくれて。結果的に第一志望の会社から内定をもらえた時は、3人で素直に喜べました。

その時思ったのは、離婚したからといって、すべてが敵対関係になる必要はないんだなってこと。必要な時に必要なサポートができれば、それで十分なんじゃないでしょうか。


自分を満たすことが、関係を穏やかに保つコツ

元旦那との関係を良好に保つために大切だなって思うのは、自分自身の時間や趣味を充実させることです。

離婚してから、ヨガを始めたり、昔好きだった読書を再開したり。50代になって初めて「自分のための時間」を持てるようになった気がします。

ヨガは、心と体のバランスを整えてくれるだけでなく、「自分と向き合う時間」を作ってくれます。

🧘‍♀️ SOELUオンラインヨガ ─ 自宅で無理なく続けられるから、50代でも気軽に始められます。

自分が満たされていると、元旦那とのやり取りでも余裕を持てるんです。逆に、自分がモヤモヤしている時は、些細なことでもイライラしてしまいがち。

「今日は元旦那からLINEが来そうだな」って分かっている日は、朝に好きなお茶を飲んだり、お気に入りの音楽を聴いたりして、心を整えるようにしています。

50代の私たちには、そんな余裕があってもいいですよね。


未来のために、今から築く穏やかな土台

うちの子はまだ結婚の予定はありませんが、いずれそんな日が来るかもしれません。その時、両親が険悪な関係だと、子どもが困ってしまいますよね。

結婚式や孫の誕生など、人生の大きな節目では、やっぱり両親が協力できる関係でいた方がいいんじゃないかなって思います。

50代の今から、そういう将来のことも考えて、穏やかな関係を築いておくことって大事かもしれません。子どもの幸せな瞬間を、元夫婦の感情的なトラブルで台無しにしたくないですから。


連絡したくない日は、無理に頑張らなくていい

もちろん、いつもうまくいくわけじゃありません。時には「もう連絡したくない!」って思う日もあります。50代って、体調的にも感情的にも波がある時期ですしね。

そんな時は、無理しないことにしています。すぐに返事をしなくても、一晩置いてから冷静になって返信する。それでも気持ちが落ち着かない時は、信頼できる友人に話を聞いてもらったり。

同じような経験をした友人がいると、本当に心強いです。「分かる、分かる」って共感してもらえるだけで、気持ちが楽になります。

一人で抱え込まないことって、50代の私たちには特に大切かもしれませんね。


「終わり」じゃなくて「新しい形」

離婚して5年経った今思うのは、元旦那との関係は「終わった」んじゃなくて、「新しく始まった」んだなってことです。

夫婦ではなくなったけれど、子どもの両親としての関係は続いている。恋人同士だった頃、夫婦だった頃、そして今の関係。人生の中で、いろんな形があっていいんじゃないでしょうか。

50代になって思うのは、人間関係って完璧じゃなくてもいいんだなってこと。仲良しじゃなくても、必要な時に協力できればそれで十分。そんな風に考えられるようになりました。

もし今、旦那様との関係で悩んでいる方がいらしたら、無理に答えを出そうとしなくても大丈夫。時間が解決してくれることもあるし、50代の私たちには、そんな余裕があってもいいんじゃないでしょうか。

子どものために、そして自分のために。穏やかな気持ちで、新しい関係を築いていけたらいいですね。

一人で頑張りすぎないで、自分らしいペースで歩んでいきましょう。きっと、あなたにとっての「ちょうどいい距離感」が見つかるはずです。

🌸 ちょっと疲れた心に、やさしいひとときを

元夫とのやり取りで気をつかう日も、自分をいたわる時間は忘れずに。

離婚後も子どものために背中合わせで立つ50代の元夫婦
fitfit(フィットフィット) オフィシャルサイト
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この記事を書いた人

当ブログ管理人のかこです。
50代になり、これからの人生をもっと楽しく、豊かに生きたいと思っています。このブログでは、50代からの人生開花をテーマに、日々の暮らしや心のケア、趣味のことなどをシェアしています。

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