涙活もいい。50代になって気づいた「泣くこと」の癒しとスッキリ効果とは?

涙活もいい。50代になって気づいた「泣くこと」の癒しとスッキリ効果とは?

「最近、よく泣くようになったなぁ」と思い始めたのは、50代に入ってからです。

昔はもっと理屈っぽくて、感情を抑えるのが得意でした。感動的な話を聞いても「いい話だな」で終わっていたし、映画やドラマを観ても泣くなんてことは滅多になかったんです。それが今では、ニュースのちょっとしたエピソードでも涙が出てくる始末。

夜中、YouTubeで見た犬の感動動画で涙ボロボロ。昔のドラマを観返しては泣いて、ふと開いたアルバムを見ては涙ぐみ。なんなんでしょうね、この涙腺の緩さ。

でも、ある日思いました。「泣けるって、悪いことじゃない。むしろ、すごくいいことなんじゃないか」って。


目次

年を重ねると、涙もろくなるのはなぜ?

「年を取ると涙もろくなる」というのはよく聞く話ですよね。実際、調べてみるとこれは科学的にもちゃんと理由があるらしいです。

歳を重ねることで、感情をコントロールする脳の働きに変化が出てくるそうです。若い頃は理性が先に立って感情を抑えるのが得意だけど、年齢とともにその機能が少しずつ変化し、感情があふれやすくなる。さらに、人生経験が増えたことで、他人の痛みや喜びに共感する力が強くなっているから、心がすぐに動くようになるんですって。

確かに、自分の人生に重ねてしまうことが多くなりました。

テレビの中の夫婦の会話に、自分の過去の結婚生活を重ねたり。親子のシーンに、自分と子どもの関係が思い浮かんだり。人生を重ねるぶん、涙の量も増えるんですね。


涙活って知っていますか?

そんなときに知ったのが「涙活(るいかつ)」という言葉。

涙活とは、「意識的に涙を流すことで、ストレスを解消したり心を癒したりする活動」のことだそうです。2013年ごろから話題になり始めて、今ではイベントやセミナーもあるとか。

たとえば泣ける映画を観る、感動的な小説を読む、心に沁みる音楽を聴く――そんなふうに、あえて泣くことを“習慣化”していくことで、心の中のモヤモヤや疲れを外に出す。それが涙活です。

実際、涙を流すとストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が減るという研究結果もあります。つまり、涙には“浄化作用”があるんですね。


泣いたあとの「スッキリ感」

私自身、夜に泣いたあとはなぜかぐっすり眠れることが多いんです。不思議と頭が軽くなって、「まぁいっか」と思えるようになる。

泣くことで感情を吐き出すと、自分を責める気持ちとか、言いようのない不安が少しだけどこかに行ってくれる。とくに50代に入ってからは、将来への漠然とした不安や、体の不調、人間関係の疲れなど、「なんとなく重たいこと」が心にのしかかることが増えました。

そんなとき、泣くことでそれらがふっと軽くなる。まるで、心のホコリを水で流すような感覚です。


「泣くこと」に罪悪感を抱いていませんか?

とはいえ、「泣くなんて情けない」「もっと前向きにならなきゃ」と思ってしまう方も多いと思います。特に私たちの世代って、“我慢するのが美徳”という価値観で育ってきたところがありますよね。

でも、泣くことって弱さの証じゃなくて、むしろ“心がちゃんと働いている証拠”なんだと思うんです。

涙が出るというのは、感情が動いたから。喜怒哀楽にきちんと反応しているということです。感情を抑え込むよりも、ちゃんと感じて、ちゃんと泣いて、ちゃんと流す。そのほうが健康的だし、心が柔らかくいられる。


私が試してよかった涙活の方法

ここで、私が実際にやってよかった“涙活”をご紹介します。どれも特別なものではないけれど、心に沁みて、自然と涙がこぼれてくるような時間です。

1. 昔のドラマを観る

私のおすすめは、90年代や2000年代初期のドラマ。たとえば『1リットルの涙』や『ビューティフルライフ』など。懐かしさと感動が合わさって、心が震えます。

私が涙活のときに利用しているものがストリーミングメディアプレイヤー。ホントこれ便利に使えます。
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2. 手紙を書く

自分への手紙でも、亡くなった親への手紙でもOK。書いているうちに思い出があふれてきて、涙が自然と出てくることがあります。

3. 泣ける絵本を読む

『100万回生きたねこ』や『いつでも会える』など、大人が読むと余計に沁みる絵本があります。短時間で読めるけど、感情をゆっくり動かしてくれます。

最近、「泣ける絵本」にハマっています。
子育て中は毎晩のように読み聞かせしていた絵本。でも、今読み返すと、まったく違う意味で胸に迫ってくるんです。人生の節目を迎えたり、自分の親との関係や、子どもが独立していく寂しさを感じているときに読むと、
静かに涙がこぼれて、心がふわっと軽くなる気がします。

私がとくに泣けた絵本はこの2冊。ページをめくるたびに、じんわり心が温まっていくんですよ。

🌿『いつでも会える』|大切な存在を失った悲しみに寄り添う一冊🌿


🌿『かみさまからのおくりもの』|50代から読むと涙が止まらない優しい絵本🌿

4. 感動ドキュメンタリーを観る

YouTubeでも「泣ける話」「感動 動画」などで検索すると、数分の短い動画で気軽に涙活ができます。私は夜中に1人でよく見ています(笑)


涙活は、自分をリセットする時間

50代って、思った以上に心が疲れやすい年代だと思います。

仕事、家族、健康、お金――どれもそれなりに経験してきたけど、だからこその悩みやストレスもある。そんなとき、「頑張らなきゃ」じゃなくて、「泣いていい」と思えるだけで、気持ちがラクになることもあるんですよね。

涙活は、誰かのためじゃなく、自分のための時間です。泣いてもいい、という許可を自分に出すことが、実はとても大事なんじゃないかと思います。


泣ける心は、まだまだ柔らかい心

「歳を取ると、心が固くなる」と思っていたけれど、涙が出るってことは、まだ心が柔らかいってことです。
何かに共感して泣ける。過去を思い出して泣ける。誰かの優しさに涙が出る。
それって、すごく豊かなことだと思いませんか?

だから私は、これからもたまには泣こうと思っています。
心が動くたびに、それを大切に感じながら。

涙活もいい。
そんなふうに思えるようになった50代の今を、私はちょっと好きになれた気がします。

そして泣いたあとって、少しだけ自分にご褒美をあげたくなりませんか?
実は息子にプレゼントしてもらったこのホットアイマスクなんですが、ホント重宝しています!最高に気持ちいいです。ぜひおすすめです!
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おわりに:泣いてもいい、むしろ泣こう

もし今、心が疲れているなら、どうか無理に元気になろうとしないでください。
ときには泣いて、感情を流して、スッキリすることも大切です。
泣くことは甘えじゃないし、逃げでもありません。
それは心が元気になろうとする、自然な働きです。

涙活、ぜひあなたも試してみてくださいね。
泣いたあと、心がちょっと軽くなっていることに、きっと気づけるはずです。

かこ

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きれいみつけた
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この記事を書いた人

当ブログ管理人のかこです。
50代になり、これからの人生をもっと楽しく、豊かに生きたいと思っています。このブログでは、50代からの人生開花をテーマに、日々の暮らしや心のケア、趣味のことなどをシェアしています。

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