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「良い親」でなくても大丈夫|50代から始める“自分らしい生き方”のすすめ

50代母と娘の昔の思い出|小さい頃を思い出す母親のまなざし

「良い親じゃなきゃいけない」って、いつから思い込んでいたんだろう? 頑張っているのに、どこか満たされない。 そんなふうに感じたこと、ありませんか?

この記事では、50代の私が”良い親”を手放すまでの気づきをお話しします。 誰かのために生きすぎて、自分が置いてけぼりになっていた私が、 少しずつ「自分らしい生き方」を取り戻せた理由を、そっとお届けします。


目次

「“良い親”じゃなくていい」と気づけた50代の私の変化

子育てが終わった今、私はあらためて「良い親」であることの重圧から解放され、少しずつ自分らしい人生を再発見しています。

長年、子どものためにと過ごしてきた日々、そして子どもたちが巣立ったその瞬間、家の中が一気に静かになり、何か大切なものが欠けたように感じました。その空虚感にどう向き合うべきか分からず、しばらくは何をして良いのか分からなかったのです。しかし、時が経つにつれて、その「空白」がむしろ新たな自由として感じられるようになりました。

育児において、「良い親」であることを強く意識させられます。時には、それが過度に自分を追い詰め、精神的にも肉体的にも疲れ果てる原因となってしまうことがあります。

私は、育児において理想を求めすぎて、長い間、自分を後回しにしてきました。

しかし、今振り返ってみると、私は「理想的な親」でなくても、子どもたちはしっかり成長し、人生を歩んでいるということに気づきました。むしろ、高すぎる理想を求めることが、子どもたちに与えるプレッシャーや私自身のストレスを増やしていたのではないかと思うのです。

同世代の母親が抱える共通の悩み

私と同じ年代の方たちは「立派な親」でなければならないというプレッシャーが強かったように思います。特に、SNSで見る理想的な家族像や、周囲の親たちの期待が重くのしかかっていました。

模範的な母親像を追い求めて、友人や親戚と比べて、自分が遅れを取っているように感じたり、足りない部分を補おうと必死になったり…。そんな子育てストレスを抱えながら日々を過ごしていました。

そんな日々が続く中で、心のどこかで「本当はもっとリラックスしても良いのでは?」という声もありましたが、それを受け入れることができず、さらに自分を追い詰めてしまっていた。


頑張りすぎた子育てが心と体に残したもの

私が子育てをしていた頃、常に「良い親」であることに必死でした。 もちろん、親としての責任を感じていたし、できる限り子どもにとってベストな環境を提供しようと努力していたつもりです。

食事は手作りで栄養バランスを考え、学校や習い事にも積極的に参加し、勉強もきちんと見守る…。

どれも子どものため、家族のためと思ってやっていたことが、次第に自分を追い詰め、息苦しく感じるようになったのです。

自分を後回しにしてまで、子どもたちのために全力を尽くしていました。

しかしその反面、私は次第に体力が奪われ、精神的にも限界が近づいていたことに気づき始めたのです。

「良い親」を手放すきっかけとなった瞬間

ある日、子どもたちが寝静まった後、洗面所で歯を磨いている時のことでした。ふと鏡に映った自分の顔を見て、愕然としました。

肌はくすみ、目の下には深いクマ。いつの間にか口角が下がって、笑顔を作ることすら忘れていました。その瞬間、洗面台に手をついて、小さくため息をつきました。

「私は一体、何を目指しているんだろう?」

心の中でそう呟いた時、なぜか涙がポロポロと落ちてきました。完璧な母親を目指すあまり、自分自身の心と体を犠牲にしていることに、ようやく気づいた瞬間でした。

あなたも今、同じような疲れを感じていませんか? 朝起きるのが辛くて、「また今日も完璧にやらなきゃ」と思うだけで重い気持ちになる…。そんな毎日を送っているなら、それは決してあなただけの問題ではありません。

この経験は、多くの母親が抱える「母親疲れ」の典型的な症状だったのです。自分の健康を犠牲にしてまで完璧を求める必要はないと、その時初めて心から理解できました。

頑張りすぎが子どもに与える影響

理想の親であろうとする私の姿勢は、知らず知らずのうちに子どもたちにも影響を与えていました。子どもたちも「きちんとしなければならない」というプレッシャーを感じ、失敗を恐れるようになっていたのです。

親の自己肯定感の低さは、子どもの心にも影響します。私が自分を責め続けている限り、子どもたちも自分を受け入れることが難しくなってしまうのだと気づきました。


“ちょうどいい親”で見えてきた家族の笑顔

その後、私は少しずつ「理想の親」であろうとすることから解放されていきました。もちろん、育児に対して真剣に向き合い、愛情を注ぐことは大切です。

しかし、それだけでは親としての満足感は得られません。私はようやく、「立派な親」であろうとすることを辞めることができたのです。

手作り料理へのこだわりを手放した日

ある雨の日の夕方のことです。仕事から帰って、買い物に行く時間もなく、冷蔵庫はほぼ空っぽ。いつもなら何とか食材をかき集めて手作り料理を作ろうと必死になっていました。

でも、その日は違いました。疲れ切った体で台所に立ちながら、ふと「なんで私はこんなに頑張らなきゃいけないんだろう?」と思ったんです。

そして、思い切って子どもたちに言いました。 「今日はお母さん、とっても疲れちゃった。みんなでお弁当を買いに行こうか」

子どもたちの反応は意外でした。「やったー!」「久しぶりのお弁当だ!」と、とても喜んでくれたんです。

コンビニで選んだお弁当を食べながら、子どもたちは普段よりもおしゃべりで、笑顔がいっぱいでした。その時気づいたんです。子どもたちにとって大切なのは、手作りかどうかじゃなくて、家族みんなで楽しく食事をすることなんだって。

あなたも疲れた時は、無理をしなくていいんです。完璧な手作り料理よりも、あなたの笑顔の方がずっと子どもたちにとって栄養になるのですから。

子どもへの過度な期待を減らした結果

また、子どもたちに対しても、「完璧な子ども」でなければならないという期待を少しずつ減らしていきました。

失敗を恐れずに、自分のペースで成長していくことが大切だと伝えるように心がけました。

子どもたちも、そういった親の姿勢に安心し、自己肯定感を高めていったのだと思います。

完璧主義から解放された私を見て、子どもたちも「ありのままの自分でいいんだ」と感じられるようになったようです。成績や習い事の成果よりも、子ども自身の頑張りや成長過程を認めることの大切さを学びました。


子どもが巣立ったあと、静けさの中で見つけた自由

子どもたちが巣立ってから、私は自由な時間を手に入れました。

それまで子ども中心の生活に埋もれていた自分が、ようやく自分の時間を持つことができるようになったのです。

最初はその「自由」にどう向き合うべきか分からず、戸惑いを感じました。

空の巣症候群から抜け出すまで

最初の数か月は、本当に辛い日々でした。朝起きても、子どもたちの朝食を作る必要がない。洗濯物は激減し、夕食は夫と二人分だけ。

「私って、子育て以外に何があるんだろう?」

そんな不安が毎日のように押し寄せてきました。友人からの誘いも「子どもがいないから時間があるでしょう?」と言われることが多く、まるで自分だけが取り残されたような気持ちになりました。

夜中にふと目が覚めて、子どもたちの部屋をのぞいてしまうこともありました。もちろん、そこには誰もいません。静寂が妙に重く感じられて、一人でポロポロと泣いてしまった夜もありました。

もしかしたら、あなたも今、同じような寂しさを感じているかもしれませんね。子どもが独立することは喜ばしいことなのに、なぜこんなに虚しいのだろうって。

でも、大丈夫です。この気持ちは必ず変わります。私がそうだったように。

いわゆる「空の巣症候群」のような状態だったのですが、ある日、ふと気づいたんです。「これまで子どもたちのために使っていた時間とエネルギーを、今度は自分のために使えるんだ」って。

しかし、時間が経つにつれて、その「自由」がどれだけ素晴らしいものかに気づくようになりました。

私自身も、子どもが一人暮らしを始めたとき、想像以上に寂しさを感じました。

その気持ちを綴った記事がありますので、同じような経験をしている方の心に少しでも寄り添えたら嬉しいです。
娘が一人暮らしを始めた春|50代母の寂しさと心の整理、そして前を向くまで

50代からの自分時間の楽しみ方

趣味や新しい挑戦、友人との時間、自分の体をケアする時間。 子どもたちのために使っていた時間を、自分のために使うことが、どれだけ心地よいものか、改めて実感しました。

新しく始めたこと:

  • 長年やりたかった陶芸教室
  • 友人たちとの定期的なランチ会
  • ゆっくりとした読書時間
  • 美容や健康への投資
  • 夫との二人の時間を楽しむ旅行

私自身の人生を取り戻すことができた、その瞬間から私は確信しました。「良い親」であること以上に、自分自身が幸せで充実していることが、子どもたちにとっても一番の良い影響を与えるのだと。

たとえば最近のお気に入りは、香りに癒されながら過ごすアロマタイム。忙しかった日々の疲れが、ふっとほどけていくような気がします。

私が使っているのは、こちらのミスト式アロマディフューザー。ふんわり香りが広がって、気持ちがゆるんでいく瞬間がとても好きです。
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50代からの生き方のヒント

50代という年代は、子育てが一段落し、自分自身と向き合う絶好の機会です。これまで家族のために使ってきたエネルギーを、今度は自分のために使えるのです。

新しい趣味を始めるのも良し、昔やっていたことを再開するのも良し。大切なのは、自分が何をしたいのかを見つめ直すことです。

更年期世代特有の体の変化もありますが、それも含めて自分を受け入れ、労わることが大切だと感じています。


“完璧じゃなくても”愛が伝わる親でいい

今振り返ってみると、私は「完璧な親」ではなくても、十分に子どもたちに愛を与え、育てることができたのだと思います。

むしろ、私が「良い親」であろうとするあまり、無理をしていたことが、子どもたちに不必要なプレッシャーを与えていたのではないかと感じます。

私自身がリラックスし、楽しむことができてこそ、家庭が円満であり、子どもたちも安心して育ったのだと思います。

親の自己肯定感が家族に与える影響

子どもたちが巣立って、ようやく自分の時間が持てるようになった瞬間、私はただその自由を楽しむことができる幸せを感じています。長い間、自分のことを後回しにしてきた分、その自由は何よりもありがたく、心から大切に思えるものとなったのです。

親としての役割を終えた今、自分自身の人生を自由に楽しむことが、子どもたちにとっても一番良い親の姿だということを実感しています。

親が幸せそうに生きている姿を見ることで、子どもたちも「人生は楽しいものなんだ」「自分らしく生きていいんだ」と感じられるのではないでしょうか。


「もう頑張りすぎないで」同じ悩みを持つあなたへ

現在子育て真っ最中の方々へ。あなたが今感じている「完璧でなければ」というプレッシャーは、多くの親が通る道です。でも、そのプレッシャーに押し潰される必要はありません。

今すぐできる心の軽やかな子育て法

今、この瞬間にも「完璧でなければ」というプレッシャーに押し潰されそうになっているあなたへ。深呼吸して、肩の力を抜いてください。

  1. 完璧な食事でなくても大丈夫:コンビニ弁当の日があっても、子どもは愛されていることを知っています。大切なのは一緒に食べる時間です。
  2. 子どもの失敗を受け入れる:宿題を忘れた、テストで悪い点を取った。それも成長の一部です。あなたが責任を感じすぎる必要はありません。
  3. 自分の時間を作る:たった10分でもいいんです。お風呂でゆっくりしたり、好きな音楽を聴いたり。罪悪感を感じる必要はありません。
  4. 他の親と比較しない:SNSの完璧な家族写真に惑わされないで。みんな、見えないところで悩んでいます。
  5. 完璧でない自分を許す:今日怒りすぎてしまった、手抜きしてしまった。それでもあなたは十分に良い親です。

疲れた時は「今日はよく頑張った」と自分を褒めてあげてください。あなたの子どもは、完璧な親ではなく、愛情深いあなたを求めているのですから。

50代以降の親への応援メッセージ

子育てを終えた50代以降の方々へ。あなたの子育ては十分に素晴らしいものでした。今度は、あなた自身の人生を思い切り楽しむ番です。

これまで家族のために使ってきた愛情を、今度は自分にも向けてください。あなたが幸せになることが、家族全体の幸せにつながります。


よくある質問(FAQ)

Q: 手を抜いた子育てで、子どもに悪影響はありませんか? A: 手を抜くことと手抜きは違います。必要以上に完璧を求めないことで、むしろ子どもはのびのびと成長できます。愛情があれば十分です。

Q: 子どもが巣立った後の空虚感はどう乗り越えましたか? A: 最初は寂しさもありましたが、新しい趣味や友人との時間を作ることで、徐々に自分らしい生活を取り戻せました。時間が解決してくれる部分も大きいです。

Q: 50代から新しいことを始めるのは遅くありませんか? A: 全く遅くありません。むしろ人生経験が豊富になった今だからこそ、深く楽しめることがたくさんあります。


おわりに

改めて伝えたいことがあります。それは、「完璧な親」である必要はなく、むしろ自分らしく生きることが、最も大切だということです。

あなたが「良い親」でなくても、全然大丈夫。

大切なのは、あなたが幸せで、自分のペースで過ごすことです。その姿が、子どもたちにとって一番の手本になるはずです。だからこそ、肩の力を抜いて、自分を大切にし、自由に生きてください。あなたの幸せが、家族の幸せにつながります。

あなたが「完璧な親」でなくても、何の問題もありません。

むしろ、自分を大切にして、自由に生きることこそが、最終的には子どもたちにとっても素晴らしい手本になるのです。

だから、肩の力を抜いて、ありのままの自分を大切にし、毎日を楽しんでください。それが、あなたの笑顔が家族に伝わり、子どもたちにも良い影響を与えるのだと信じています。

子育てストレスに悩む今の親御さんも、子育てを終えた50代以降の方々も、みんなそれぞれのペースで、自分らしい人生を歩んでいってください。あなたの幸せこそが、何よりも大切なのですから。

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完璧な親でなくても素晴らしい親
きれいみつけた
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この記事を書いた人

当ブログ管理人のかこです。
50代になり、これからの人生をもっと楽しく、豊かに生きたいと思っています。このブログでは、50代からの人生開花をテーマに、日々の暮らしや心のケア、趣味のことなどをシェアしています。

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