「ブログは100記事書けば何かが変わる」
「まずは記事数!とにかく書く!」
そんな言葉を信じて、私は毎日ただ記事を書いていました。
SEOのことも、キーワードのことも、右も左もわからないまま──
とにかく記事を増やさなきゃ。
それだけを信じて、がむしゃらに手を動かしていた日々。
でも、書いても書いてもアクセスはゼロ。
誰にも読まれない現実に、心が折れそうになったことも一度や二度ではありませんでした。
今振り返れば、あの時期はまさに「迷走」でした。
それでも書き続けたからこそ、ようやく気づけたことがあります。
この記録は、そんな私がSEOの“セ”の字も知らなかった頃から、少しずつ“届ける書き方”に目覚めていった道のりです。
同じように迷っている誰かの背中を、そっと押せたらうれしいです。
キーワード?SEO?なにそれ?状態の私
記事タイトルには、その日思いついた言葉をそのままつけていました。
「今日は〇〇について思ったこと」や「ちょっと愚痴」といった、まるで日記のようなタイトルばかり。
当然だけど、そんな記事はなかなか人の目にとまりません。
誰かが探している言葉でもなければ、届けたい相手にも届かない。
でも当時の私は、「書けば、いつか誰かが読んでくれる」──そんなふうに信じていたんです。
SNSで見かける“SEO”や“キーワード”といった言葉も、なんとなく目に入ってはいたけれど、「それって企業とか、特別な人が使う技でしょ?」くらいにしか思っていませんでした。
だから、自分がブログを書きながら「誰にも読まれていない」理由も、よくわかっていませんでした。
記事を増やすことばかりに意識が向いて、
“誰かに届けるための工夫”は、まったくしていなかったのです。
「SEOって何?キーワードって?」
そんな状態で、ただ闇雲に記事を書き続けていた頃を思い出します。
👉そんな私のブログの始まりについては、こちらの記事にも詳しく書いています。
▶ 「わからない」から始めたWordPress──不安しかなかった私の最初の一歩
WordPressを始めようと決めたとき、最初に迷ったのが「どこのサーバーにするか」でした。
調べるほどにいろんな選択肢が出てきて、初心者の私には正直ハードルが高く感じたのですが、
口コミで多くの人が使っていたConoHa WINGを選んで本当によかったと思っています。
設定もわかりやすくて、サポートも充実。
なによりWordPressが簡単に始められる初期設定のしやすさは、ブログ初心者にはありがたいポイントでした。
最初の「壁」──心が折れそうだった瞬間
書いても書いても、読まれない。
投稿してすぐアクセスがゼロなのはもう慣れっこになっていましたが、数日たっても「0」のままのグラフを見るたびに、胸がズーンと重たくなっていきました。
「これ、意味あるのかな…?」
気づけばそんな言葉が、ふと心の中に浮かぶようになっていました。
SNSでは、「1日1000PV突破しました!」「アフィリエイトで初収益!」なんて声が次々に流れてきます。
「すごいなぁ」と思う反面、自分との差に落ち込んでしまう日もありました。
ブログを書くことが好きなはずなのに、
数字を見るたびに自信をなくしていく──
そんなループに入ってしまっていたのです。
「わたし、なんでブログやってるんだっけ?」
この頃から、自分の中にあった熱が少しずつしぼんでいく感覚がありました。
最初は楽しくて、寝る間も惜しんで書いていたのに、
気がつけば「また記事書かなきゃ…」という義務感に変わっていたんです。
でも、誰からも反応がない、成果が出ない。
そうなると、だんだん「自分の書いていることが無意味」に思えてくるんですね。
本当は書くことが好きだったはずなのに、
「何のために書いてるんだろう」と、自分に問いかけるようになりました。
このときが、私にとっての“最初の大きな壁”でした。
「やめたい」と思った夜
正直に言うと、
「もうやめようかな」そう思った日もあります。
時間をかけて書いた記事が誰にも読まれない虚しさ。
アクセスゼロの画面を見るたびに、
「わたしって、いないのと同じなんだな」なんて思ったりもして。
でも、その夜ふと、過去の自分の記事を読み返してみたんです。
拙いし、まとまりもない。
でも、そこには確かに「当時の私」がいました。
あのとき感じていたこと、迷っていた気持ち、それをちゃんと記録していたんだと気づいて──
ほんの少しだけ、自分を褒めてあげたくなったんです。
「もうやめたい」と思った夜、私は自分の過去記事を読み返しました。
そして、気づいたんです。「下手でも、書いた意味はあった」と。
👉同じようにブログを続けるか迷っている方へ、こちらの記事もおすすめです。
▶ 「ブログ、もうやめたい…」と思ったときに読んでほしい11のヒント
「この経験が、きっと誰かの力になるかもしれない」
そこから少しだけ、考え方が変わっていきました。
「結果が出ない自分」を責めるのではなくて、
「結果が出ない経験」さえも、ちゃんと書き残していこう。
そう思えるようになったんです。
この“やめたいと思った夜”がなければ、
もしかしたら私は、SEOにもキーワードにも出会わず、
ただ「つらいだけのブログ生活」を終えていたかもしれません。
だから今は、あの頃の自分に、こう伝えてあげたいんです。
「読まれなかったことも、ちゃんと意味があるよ」
それはきっと、誰かが“つまずいたときに読むための光”になるから。
ある日、気づいてしまった「検索」の存在
ブログは、誰にも読まれない。
SNSで宣伝しても、誰も見に来てくれない。
そんな日が続いていたある日、何気なく他の人のブログを読んでいたときのことです。
「この人の記事、なんだか検索で見つけたっぽいな…」
そんなふうに思ったのが最初のきっかけでした。
そして気づいたんです。
「ブログって、検索から読まれているんだ」ということに。
「SEOって知ってる?」
「キーワードを入れないと読まれないよ」
そう書かれているツイートや記事を見つけたとき、
私はようやく「SEO」や「キーワード選定」という言葉に、ちゃんと向き合うようになりました。
「SEOってなに?」「検索される記事ってどうやって書くの?」
当時の私は、そんな基本的なことすらよくわからないまま記事を書いていました。
そんなときに出会ったのが、土居健太郎さんの『10年つかえるSEOの基本』です。
専門用語ばかりで挫折しそうだった私にとって、この本は“救い”のような一冊でした。
「読者に届くとはどういうことか?」がやさしい言葉で書かれていて、読み終えたとき「私にもできるかもしれない」と前向きになれました。
SEOって、思ってたよりずっと大事だった
調べれば調べるほど、「知らなかったこと」だらけでした。
- タイトルに検索される言葉が含まれていないと、Googleに見つけてもらえないこと
- 記事の内容が、読者の悩みに応えるものでなければ、すぐに離脱されること
- 同じテーマでも、「検索ニーズ」に合わせて書くと読まれ方がまったく変わること
それまでは、ただ書くだけ。
自分の思ったことを、自分の言葉で綴るだけ。
でも、それは「読まれるブログ」ではなかったのだと、ようやく気づきました。
ブログは、“検索される”ことで、出会いが生まれる
私がブログを始めた目的は、「誰かの役に立てたらいいな」でした。
でも実際は、その「誰か」にすら届いていなかった。
なぜなら、その人が“探している言葉”を、私は使っていなかったから。
読者は、自分の悩みや興味を「検索」という行動で表現します。
そのときに引っかからない記事は、存在しないのと同じ。
ブログって、ただ想いを綴るだけじゃダメなんだ。
“読んでもらう工夫”が必要なんだ。
その事実は、ちょっとショックでもありました。
でも同時に、「ここから変われるかもしれない」と、少しだけ希望も感じたのです。
キーワード選定という、新しい視点
それから私は、キーワードを調べるようになりました。
キーワードとは、つまり「誰かの悩みの言葉」です。
たとえば、
- 「ブログ 初心者 続かない」
- 「50代 ブログ 何を書けばいい?」
そんなキーワードを見て、初めて知る世界がありました。
ああ、私だけじゃなかったんだ──
そう感じるだけでも、心が軽くなるような気がして。
その言葉に応えるように記事を書くことで、初めて“誰かのための記事”が書けた気がしたのです。
「伝えたいこと」だけじゃなく、「求められていること」も大事
キーワードを調べていく中で、私はだんだんと気づいていきました。
今までの私は、「これが言いたい」「これを伝えたい」と、自分の思いばかりを優先していた。
でも、ブログってきっと「対話」なんですよね。
読者が知りたいこと × 自分が伝えたいこと
この交わる場所に、ようやく「本当に読まれる記事」があるんだと思います。
私はそのとき、初めてブログというものが「一方通行じゃない」ことを知りました。
書きたいことと、読まれることのズレ
キーワード選定を意識するようになって、
私はようやく「読まれる記事とは何か」を考えるようになりました。
でもそのとき、同時にぶつかったのが──
「自分の書きたいこと」と「読まれるために書くこと」のズレでした。
こんなこと書きたくない、でも読まれたい
たとえば、季節の悩みや節約術、人気の健康ネタ。
検索されやすいキーワードはたくさんあります。
でも、私が本当に書きたいのは「日々の気づき」や「心のこと」、
もっと言えば、誰にも言えなかった思いを、そっと文字にすることだったんです。
それなのに、「検索される記事」に合わせて書こうとすると、
どこか自分が“作られたキャラクター”のように感じてしまって。
「私は、誰かのためにブログを始めたんじゃないの?」
「でも、このままじゃ誰にも読まれない…」
その葛藤が、しばらく続きました。
書きたいことを“読まれる形”に変えていく
そんなモヤモヤを抱えながら、いろんな人のブログを読むうちに、気づいたことがあります。
それは、「想いを込めた記事」でも、ちゃんと検索される形にできるということ。
たとえば、ただ「最近つらい」と書くだけでは届かないけれど、
「50代 孤独 感じるとき」といったキーワードを知ったうえで書けば、
それは「読者の悩みに応える記事」になれるんだと。
つまり──
「伝えたいこと」を「誰かが検索しそうな言葉」で包みなおす
そんな工夫が、できるようになったのです。
私はこのときから、
「読まれる」ために自分を偽るのではなく、伝えたい思いを、ちゃんと“届けられる形”で書くことを意識するようになりました。
どちらも、きっと大事なんだ
「好きなことだけ書けばいい」
「読まれるためにはSEOを徹底しなきゃ」
この2つの意見、ネット上ではどちらもよく見かけます。
でも私は、どちらかを完全に選ぶのではなくて、
その“あいだ”にあるバランスを探していくことこそが、続けていく秘訣なんじゃないかと思うようになりました。
書きたいことを、読まれる形で書く。
読まれる記事の中に、自分らしさをにじませる。
たとえ時間はかかっても、それが少しずつ自分のスタイルになっていきました。
少しずつ変わっていく「書く姿勢」
あの頃、私はようやく気づき始めたばかりでした。
ただ“書くだけ”だった日々から、
「読まれることを意識する」という視点が加わり、
少しずつ「書くことの意味」が変わっていったのです。
キーワードを「探す」ではなく「感じる」ように
最初は、キーワード選定といっても、
ツールを開いて数字を見ることさえおっくうでした。
でもある日ふと気づいたんです。
「検索される言葉って、つまり“悩みそのもの”なんだ」
「ブログ 書けない」
「50代 女性 これから」
「お金が不安」
「誰にも相談できない」
こういう言葉は、どれも私自身が抱えていた気持ちでもありました。
だから、無理にツールとにらめっこしなくても、
自分の過去や今に問いかければ、自然と“キーワード”は浮かんでくる。
この感覚をつかめるようになってから、
記事を書くことが少しだけ楽になりました。
「数」より「質」へと、価値観が変わった
あれほどこだわっていた“記事数”も、
だんだんと「数じゃないんだ」と思えるように。
ひとつの記事をしっかりと書く。
誰かにちゃんと届くように、見出しや構成も考える。
読み返して、わかりにくいところがないか見直す。
地味で時間もかかる作業です。
でもそれをすることで、初めて「読まれた」という実感が得られるようになりました。
記事が完成したときの達成感も、
「ただ投稿した」頃とはまったく違うものに。
“書き終えた”のではなく、“届けた”という感覚に近かったのです。
それでもまた、迷う日もある
少しずつ、やり方も見えてきた。
書き方のコツもわかってきた。
けれど、それでも──
「これで合ってるのかな?」
「本当に誰かに届いているのかな?」
そんなふうに、迷う日は今でもあります。
でも違うのは、
“迷いながらも立ち止まらなくなった”こと。
昔の私は「わからない=やめたくなる」だったけれど、
今の私は「わからないけど、とりあえず書いてみる」に変わったんです。
小さな変化を、信じて進む
1ヶ月前にはなかった視点、
半年前には考えられなかった工夫。
たとえ劇的な変化ではなくても、
私の中ではたしかに「書く姿勢」が変わっていました。
それは「収益が出た」とか「PVが増えた」という目に見える成果ではなくて、
自分の中の“成長実感”という、もっと深くて静かな手応えでした。
あのとき書いたからこそ、今がある
ブログを始めた頃に書いた記事たち──
正直に言えば、今でもちょっと恥ずかしくて見たくないものもあります。
勢いで書いたもの、支離滅裂なもの、誰にも読まれなかったもの。
でも今なら、あのとき書いた自分に「ありがとう」と言いたい。
なぜなら、そのひとつひとつが、今の私を作ってくれたからです。
「消したい」じゃなくて「残しておきたい」へ
以前は、「こんな記事、誰の役にも立たない」と思っていました。
内容も薄いし、タイトルもぐちゃぐちゃ。
読み返すたびに赤面したくなるようなものばかり。
でも、そういう“うまく書けなかった記録”の中にも、
ちゃんと当時の自分の悩みや葛藤がにじんでいたんです。
- どんなふうに悩んでいたか
- どうしてその言葉を選んだのか
- 何を伝えたかったのか
それはまさに、「変わる前の私」そのものでした。
だからこそ今は、それらを“下手な記事”ではなく、“成長の記録”として見られるようになったのです。
ブログは、自分の心の履歴書
書いてきた記事を振り返ると、
自分がどんなことで悩んでいたか、どんなふうに乗り越えてきたかがよくわかります。
まるで、自分の「心の履歴書」のようです。
あの日、アクセスが0でも、
反応がなくても、
「それでも書いた」ことにこそ、意味がある。
たとえ届かなくても、書いた瞬間の自分はたしかにそこにいた。
その記録があるだけで、今の私には十分すぎる価値があります。
そして、ふと誰かに届く日がくる
長く書いていると、ときどきこんなことがあります。
何ヶ月も前に書いた記事に、ポツンとアクセスがついていたり、
突然「この記事、共感しました」とコメントをもらったり。
そのたびに思うんです。
「あのとき書いておいてよかった」
ブログって、書いた瞬間に届かなくてもいい。
誰かのタイミングで、ふと届くことがある。
むしろ、その「ふと」が大事だったりする。
だからこそ、あきらめずに続けてきたことが、
少しずつでも意味になっていくのだと感じます。
ゼロだったからこそ、味わえたこと
収益もゼロ、アクセスもゼロ。
何もなかったからこそ、自分に問い続ける時間が持てた。
- なぜブログを書くのか
- 誰に届けたいのか
- どんな言葉で、何を残したいのか
その「ゼロの時期」があったからこそ、
私は本当の意味で「書く意味」と向き合えたのだと思います。
ブログに慣れてきた頃、「もう少し読みやすいデザインにしたい」と思うようになって、私はWordPressテーマ「SWELL」を導入しました。
操作もやさしく、直感的に使えるので、ブログ初心者の私でもすぐに扱えたのが嬉しかったです。
表示速度も早く、デザインも美しいので、記事の印象もぐっと良くなりました。
書き続けた私が、今伝えたいこと
「こんな記事、誰も読まないかもしれない」
「意味があるのかな」
「もうやめたい…」
そんなふうに何度も思いました。
でも、それでも私は書き続けました。
答えなんて出ないまま、手探りで、時には泣きながら。
何の成果も出ない日々が続いても、画面の前に座り続けてきました。
そして今、ようやくわかったことがあります。
「成果が出ない自分」も、「ゼロのまま続けた時間」も、すべてが今の自分をつくっている──
そんなふうに感じられるようになったのは、「何もしない時間」さえも豊かだと思えるようになったからかもしれません。
👉時間や成果に追われる気持ちをゆるめたい方には、こちらの記事もおすすめです。
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書き続けることでしか、見えない景色がある
「まずは100記事」とよく言われるのは、数字だけの話じゃない。
100回、自分と向き合う機会をくれたということなんです。
その中には、落ち込んだ夜もあれば、
「今日はいい記事が書けた」と思えた日もあって。
嬉しいことも、苦しいことも、
全部ぜんぶ、自分の中に積み重なっていく。
だからこそ、書いた人にしか見えない景色がある。
それは“結果”ではなく、“確かな実感”として、自分の中に残るのです。
「正解」はない。でも、進んだ道は本物
ブログには「これが正解」というものがありません。
SEOに強い書き方があっても、
バズる方法があっても、
それがすべての人に合うわけではない。
でも、“自分が歩いてきた道”は、いつだって本物です。
たとえ遠回りに見えても、
その経験はきっと、誰かの悩みを軽くしてあげられる。
迷った道の先には、
同じように迷っている誰かがいる。
その人に「大丈夫だよ」と伝えられるのは、
あなたが書き続けたからこそ、なんです。
あなたがいま書いているその一文字も、きっと誰かの光になる
だから、私は伝えたい。
「たった一人に届けばいい」
その気持ちを、どうか忘れないでほしい。
読まれなくても、誰にも気づかれなくても、
あなたの書いた言葉は、きっとどこかで誰かの背中をそっと押している。
書くことで、あなたが救われることもある。
誰かがその言葉に出会って、ふっと心がゆるむこともある。
それは、目に見えないけれど、
たしかに“存在している力”です。
そして、これからも──
私も、まだ道の途中です。
迷いながら、悩みながら、それでもやっぱり、書いています。
ときどき、「何のために?」と自問しながら。
それでも、「書きたい」「届けたい」と思う限り、
きっとやめないのだろうと思います。
いつか、誰かのためになるように。
そしてなにより、自分自身のために。
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