震災を経験して学んだ、ミニマリストのためのシンプルな備え方

震災を経験して学んだ、ミニマリストのためのシンプルな備え方

災害や自然災害はいつ訪れるかわからないものです。そのため、もしもの時にどれだけ準備ができているかを常に意識しておくことが大切です。

日々、シンプルな生活を大切にしているミニマリストにとって、「物を減らす」ということは大きな目標ですが、同時に「備え」をしっかりと整えておくことが必要不可欠だと実感しています。備えは決して過剰になってはいけませんが、最低限の必要品を備えておくことで、もしもの時に心の余裕を持って対応できるのです。

この記事では、私が震災を経験して学んだ教訓をもとに、ミニマリストとして「シンプルで安心できる備え」を整える方法をご紹介します。無駄を省きつつ、必要最低限の準備をどう整えるか、具体的にお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。


目次

震災を経験して気づいた、必要な備え

震災を経験したとき、その恐怖や不安は今でもはっきりと記憶に残っています。普段何気なく手にしている物が、突然手に入らなくなったり、生活が一変したりすることに対する不安は大きいものです。震災当日、私自身も一時的に物資が手に入らない状況に直面しました。スーパーもコンビニも被害にあい、品物も手に入らない状態に。買い物に行ってもお店の善意で買えたものはごくわずか。水や電気・ガスも普通通りに使用できなくなり、冷静を保つことが難しくなりました。

この経験を経て、「もしも」のときに自分を守るためには、無駄を省きながらも必要な備えをしっかり整えることが大切だと実感しました。物を減らすことはミニマリストにとって重要な目標ですが、必要最低限のものを準備しておくことで、災害時に冷静に行動できる余裕が生まれます。


水道、電気、ガスを使えない生活から学んだこと

震災が発生した際、最も実感したことは、普段何気なく使っている水や電気、ガスが使えなくなるということの影響の大きさです。日常生活では、これらのインフラが当たり前に利用できているため、そのありがたさを意識することはあまりありません。しかし、いざ震災が起きてしまうと、これらが使えない状態に直面することで、生活が一気に不便で困難になり、改めて日常の便利さに感謝する気持ちが湧きました。


水の重要性

震災後にまず困ったことは、水の確保です。普段は蛇口をひねれば水が出るのが当たり前ですが、しかし災害時には、これが突然使えなくなり、生活が一変します。災害時には水道が使えなくなるため、貯めておいた水がとても貴重になります。トイレや食事、体を清潔に保つための水は、普段の生活に欠かせないものであり、いざという時に手に入らないと非常に困難です。

また、水道が止まると、生活に必要な水を一から手に入れる手段が限られます。ミニマリストとして備えを考えるとき、水は「必要最低限の量」を確保しておくことが基本ですが、それでもいざ使えなくなった場合の不安を考えると、やはり少し余分に備えておくことが大切だと感じました。


電気とガスが使えない生活

次に、電気やガスが使えないという事態がどれほど生活に影響を与えるかを実感しました。電気が使えないと、冷蔵庫や電子機器が使えなくなります。これにより、食品がすぐに傷んでしまったり、仕事や日常のコミュニケーション手段が断たれたりすることになります。また、夜間は懐中電灯やランタンを使うことになりますが、これらも不足しがちです。照明がないと、暗闇の中で生活するのは非常に不安で、精神的にも大きな負担となります。

さらに、ガスが使えないと、調理ができなくなるため食事を作ることができません。食事は普段から当たり前のように用意していますが、災害時に使える調理器具がないと、食事の確保が困難になります。コンロやガスがなくても調理できる備えがあれば安心ですが、そのためには事前にコンパクトなガスボンベや調理器具を準備しておくことが大切です。


震災後の生活における「不便」を乗り越えるために

震災を経て、水、電気、ガスが使えない生活の不便さを痛感した私は、最小限の備えを整え、非常時に備えることの重要性を強く感じました。シンプルで無駄のない生活を心がけるミニマリストとしても、最低限の備えをすることで、心の余裕が生まれ、物理的な不便を乗り越えやすくなることを実感しています。

普段の生活では、これらのインフラに頼り切ってしまいがちですが、災害時にはそれらが手に入らなくなる可能性を考慮することで、より冷静に対応できるようになります。備えがあると、生活に必要なものが手に入らなくても、それを乗り越えるための準備をしておけるので、心に余裕を持ちながら冷静に行動できるのです。

ミニマリストのためのシンプルな備え方

ミニマリストとしての「備え」の選び方

ミニマリストの考え方に基づくと、備えも「本当に必要な物を厳選すること」が基本です。持ち物を極力減らし、生活をシンプルにすることが大切だとされる一方で、災害時に本当に必要な物はしっかり準備しておくべきだと感じました。必要な物をきちんと選び、無駄に物を増やすことなく備えておくことで、いざというときに慌てずに済みます。


必要なものを選ぶ:必需品の見極め

震災時に最も必要だったのは、水、食料、トイレットペーパー、懐中電灯、モバイルバッテリーなど、日常的に使う基本的な物でした。これらは一時的に手に入らなくなると非常に困ります。しかし、ミニマリストとして、過剰に物を備えることは避けたいところです。備えるべきものは「本当に必要なもの」に絞り、余分な物を持たないよう心掛けましょう。

  • :必要な量を定期的に確保し、定期的に交換して新鮮さを保つ。
  • 食料:フリーズドライ食品や缶詰、レトルト食品を選び、長期間保存できるものを備えます。栄養価が高い食品を選ぶことも大切です。

これらは、最低限必要な物を選び、無駄なく管理することがミニマリストにとって重要なポイントです。


ローリングストック法を取り入れる

ローリングストックとは、日常的に使用している備蓄品を消費しつつ、次に使う分を補充する方法です。これを取り入れることで、備蓄品が無駄にならず、常に新鮮な物を保持できます。たとえば、缶詰やレトルト食品、パスタなどを消費しながら、日常的に新しいものを補充していきます。この方法を使えば、物が過剰に溜まることを防ぎつつ、必要な時に必要なものを確実に備えられる状態にしておけます。


高機能でコンパクトなアイテムを選ぶ

ミニマリストとして生活する中では、物の大きさや使い勝手も非常に重要です。物が多すぎると収納に困ったり、管理が大変になったりします。だからこそ、高機能でコンパクトなアイテムを選ぶことが大切です。

例えば、手回し充電式の懐中電灯ソーラー充電器は、災害時に非常に便利なアイテムです。これらは充電するための電力源がなくても使用できるので、停電時でも安心です。また、ポータブル電源小型の寝袋簡易トイレセットなども、コンパクトで収納しやすいものを選ぶと良いでしょう。

災害時にはできるだけ軽量でコンパクトな物が役立ちます。普段は使わなくても、万が一のために必要なアイテムをしっかり準備しておくことで、後々の困難を回避できます。


備えと心の余裕

備えをしておくことは、物理的な準備だけでなく、精神的な安心感にもつながることを震災を経験して実感しました。備えがあることで、「もしも」の時にパニックになることなく冷静に対応できるようになります。水や食料、生活必需品が手元にあると、それだけで心の余裕が生まれます。心の余裕があれば、冷静に状況を把握し、次に何をすべきかを判断できるようになります。

私も震災後、備えを整えることで、もしもの時でも冷静に過ごせる自信が持てるようになりました。シンプルな生活を心掛ける中で、必要最低限の備えを整えておくことは、心の安定にも大きく寄与するのです。


おすすめの備えたいアイテムのまとめ

備えておきたいアイテムをまとめますね。これらはコンパクトで使い勝手が良く、災害時にも役立つものです。

  • 水(2リットルのペットボトル)
    必要な量だけを備蓄し、ローリングストックで新鮮なものを保つ。
  • 非常食(フリーズドライ食品、缶詰、レトルト食品)
    長期保存ができ、手軽に食べられる食品を選ぶ。栄養価の高いものが理想的。
  • モバイルバッテリー&手回し充電式ライト
    停電時に役立つアイテム。これらは小さくてコンパクトで、収納にも困りません。
  • ティッシュペーパー、トイレットペーパー
    必要最低限の量を備え、無駄なく管理する。
  • 簡易トイレセットやビニール袋
    緊急時に必要となるアイテム。コンパクトに収納できるものを選びましょう。

これらのアイテムは、災害時に役立つだけでなく、普段の生活でも便利に使えるものです。備蓄し過ぎず、適切に管理しながら備えておくことで、余計な不安を取り除き、シンプルな生活を維持できます。


おわりに

水や電気、ガスが使えないという事態が現実になったとき、普段の生活がどれほど恵まれているかを実感し、その重要性に改めて気づかされました。ミニマリストとしては、無駄を省いてシンプルな生活を目指すことが大切ですが、それと同時に最低限の備えを整えておくことは、非常時に冷静に過ごすために不可欠だと感じました。

震災の経験から学んだことは、物を減らすことだけがミニマリズムではなく、シンプルで無駄のない生活を送るためには、災害時にも必要な備えを準備しておくことが欠かせないということです。

日々の生活で何気ない便利さに感謝しつつ、もしもの時に備えた準備をしっかりと整えておくことが大切です。

皆さんも、自分に合った備えを考え、少しずつでも準備を始めてみてくださいね。

かこ

ミニマリストのためのシンプルな備え方
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この記事を書いた人

当ブログ管理人のかこです。
50代になり、これからの人生をもっと楽しく、豊かに生きたいと思っています。このブログでは、50代からの人生開花をテーマに、日々の暮らしや心のケア、趣味のことなどをシェアしています。

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