この前、久しぶりに、子どもが小さい頃によく一緒にいたママ友と会いました。
思い返せば、あの頃は本当に毎日が必死だった。
お互いに子どもの幼稚園のこと、小学校のこと、習い事や受験の情報交換など、支え合いながら乗り越えてきた“戦友”のような存在でした。
だからこそ、再会はとても嬉しくて。
当時のようにランチをして、買い物して、いっぱい話して…そんな時間を楽しみにしていたんです。
でも実際に会ってみたら、心の中になんだか違和感が…。
昔は自然に話せたのに…なんとなく会話が噛み合わない
「久しぶり〜元気だった?」
そんな笑顔で始まった再会。でも、会話を進めるうちに、なぜかぎこちない空気が流れ始めました。
彼女は、専業主婦。子育ても一段落して、今は家のことを中心に、趣味や旅行など、ゆったりとした生活をしている様子。
一方の私は、今もフルタイムで働きながら家事もこなし、子どももまだ完全に手が離れたわけではない。
話題はあるんです。地域のニュース、健康のこと。だけど、どこか話が合わない。
私は彼女に気を使い、言葉を選びながら話す。
彼女もまた、どこか遠慮がちで、私に気を使ってるのが分かる。
「あれ?私たち、こんな感じだったっけ…?」と、心の中で戸惑いました。
50代。同じ時間を過ごしてきたはずなのに、いつの間にか違う道を歩いていた
ママ友としての関係は、子どもがいてこそ、成立するところがありますよね。
運動会の席取り、PTAの役員、進学の相談…。
一緒に汗をかき、泣き、笑い、励まし合ってきた日々は、今思い出しても心が温かくなります。
でも、子どもが成長して親の手を離れ始めると、ママ友との関係も変化する。
彼女は子どもが大学を卒業し、今は趣味の教室に通ったり、地域の活動に参加したり、丁寧な暮らしを楽しんでいる。私はというと、仕事中心の生活で、家計のこと、老後の備え、親の介護など、現実的な課題に向き合っている真っ最中。
お互いに頑張ってきたのに、こんなにも話題や価値観がズレている。
これは、50代という年齢だからこそ、見えてくるものかもしれません。
50代になると、人間関係の距離感に悩むことも増えてきます。
「話が合わなくなったのは私だけ?」と不安になったときに、私の気持ちを軽くしてくれたのがこの本でした。
誰かの価値観に無理して合わせるより、自分のペースを取り戻すことの大切さを感じられました。
「話が合わない=終わり」じゃない。でも、無理に昔に戻ろうとしなくていい
昔は本音で語り合えた相手と、今はなんだか当たり障りのない会話ばかり。
正直、少し寂しかったです。
でも、それは誰かが悪いわけじゃない。
ただ、それぞれが自分の道を進んでいるだけ。
たとえば、専業主婦の彼女にとっては「今日何作ろうかな〜」が大事な話題でも、私にとっては「今月の締切どうしよう…」が頭の中を占めてる。
どちらが正しいとか、間違ってるとかじゃないんですよね。
価値観の優先順位が違うだけ。
だから私は思いました。
「無理に昔のように戻らなくてもいい。今の関係を大切にしよう」と。
50代、人間関係の“断捨離”ではなく“見直し”の時期
この年代になると、「昔からの友達との距離ができてきた」「話が合わなくなった」という声、よく聞きます。
- 子どもを通じた関係が薄れてくる
- 仕事の有無や家庭環境で生活が変わる
- 健康や介護、老後などの話題が増えてくる
そうなると、どうしても会話にズレが生まれるのは自然なこと。
でもだからといって、「縁を切る」とか「もう会わない」と決めつけなくてもいいんです。
大切なのは、今の自分に合った距離感を見つけること。
「毎月ランチする仲」から「年に一回会う関係」に変わったっていいし、LINEでのやり取りだけの関係でも、十分に心の支えになることもあります。
「今の私」に合う人間関係を築いていく
若い頃は、“ずっと一緒にいられる関係”を理想としていたけれど、50代になった今は、「無理なく付き合える関係」がいちばん心地いいなと思います。
- 価値観が変わっても、尊重し合える
- 頻繁に会わなくても、心のどこかでつながっている
- たまに会えば、やっぱりちょっと嬉しい
そういう関係を、これからは少しずつ育てていきたい。
昔の関係を引きずるのではなく、「今の私」にふさわしい関係を築いていく。それが、50代のこれからの人間関係の鍵だと思います。
昔のママ友とは話が合わなくなってきたけど、だからといって“孤独”になる必要はないんですよね。
むしろ今こそ、「自分の好きなこと」に時間を使えるチャンスかもしれません。
私自身、最近オンラインで受講できる大人向けの講座に興味が出てきました。
【ストアカ】のオンラインレッスンは、50代でも気軽に参加できるものがたくさんあるんです。

「何か始めたいけど、何が向いてるかわからない」という方でも、まずは“気になる講座を見てみる”だけでも気持ちが前向きになりますよ。
おわりに:話が合わなくなったママ友。それでも、あの時間は宝物だった
今回久しぶりに再会したママ友。
話が合わなくなったと感じたのは正直な気持ちです。
でも、それでもやっぱり、あの頃一緒にがんばった日々があったから、今の私がある。
あの時間がなかったら、乗り越えられなかったこともたくさんあった。
だから、心からありがとうと言いたい。
そしてこれからは、無理せず、自然体でいられる人とのご縁を大切にしていきたい。
そう思わせてくれた、ある意味でとても大切な再会でした。
かこ

気にしすぎるあなたへ「ま、いいか」は心の深呼吸
