はじめに:メダカブーム、なぜ今?
ここ数年、メダカ飼育が密かにブームになっています。
「おうち時間」が増えた影響もあり、自宅で手軽に楽しめる趣味として注目され、ペットショップでは専用コーナーができるほど人気です。
私はもともとペットが大好きで子供の頃から、共に暮らしてきました。
いまも愛犬11歳のトイプードルと暮しています。
以前から、もう一頭ペット欲しいと思いつつもやはり、フルタイムで仕事、高齢者介護と今以上の負担のある行動は避けようと限界をあきらめていた時でした。
それでもなぜメダカ飼育にハマったのか?
きっかけはふとしたこと。
そしてメダカ飼育に、どっぷりハマって早2年。
今では、メダカの泳ぐ姿を眺める時間が、一日の癒しであり、心のよりどころになっています。
今回の記事では、そんな私のリアルな体験をもとに、
「メダカって実際どうなの?」という疑問に答えながら、初心者さんにも役立つポイントをたっぷりお伝えします。
出会いと飼育のきっかけ
すべての始まりは、近所のホームセンター店で見かけた「メダカビオトープセット」でした。
小さな睡蓮鉢に水草とメダカが数匹泳ぐ様子に、なぜか心がキュンと惹かれてしまったのです。
「これなら、私でもできるかも」──そんな軽い気持ちで、メダカ飼育を始めました。
初めてのメダカたちは、ホームセンターで購入したヒメダカ5匹。
簡単なプラスチック鉢に水を張り、水草を入れてスタート。名前もつけず、ただただ泳ぐ姿を見ては癒されていました。
メダカは縁起のいい癒しの存在だった!
メダカ飼育をしているうちに、「メダカって、なんだか運気も上がりそうだな」と思ったことはありませんか?
実は、メダカは風水や縁起物の世界でも“金運を呼び込む魚”として知られています。特に、赤や金色に近い体色のメダカは、縁起が良いとされており、玄関先やリビングなどに置くことで“良い気を巡らせてくれる”とも言われているんです。
さらに、水の中をスイスイと泳ぐ姿には「流れを良くする」「滞りをなくす」といった意味合いも込められていて、見ているだけで心が穏やかになり、空間のエネルギーも整うような気がします。
ただ癒されるだけじゃない。
メダカは、小さな体に“運気”と“癒し”の両方を秘めた存在なのかもしれません。
2年間のリアルな飼育体験:癒される日々
本当に驚いたのは、メダカの存在感の大きさ。
こんなに小さな魚たちなのに、見ていると心が穏やかになるのです。
たとえば、風に揺れる水面で群れて泳ぐ姿。
日が差し込んだとき、水中でキラキラ光る体。
エサをあげるとパクパクと寄ってくる愛らしさ。
「こんなに可愛いなんて知らなかった」
気づけば、朝一番にメダカを見るのが日課になっていました。
メダカ飼育で得られた心の変化
それまで私は、どちらかというと心配性で、気が張りやすい性格。
特に50代に入ってからは、体の変化や将来の不安に気持ちが沈むことも多くなっていました。
でも、メダカたちと過ごすことで、気持ちが少しずつ変化しました。
- 「今日も元気かな?」と外に出るのが楽しみになった
- 小さな変化(気温、水質)に気づくようになった
- 自然や季節を五感で感じるようになった
何より、「ただ眺めるだけで癒される」存在があることが、心の支えになったのです。
生活習慣の変化:朝型になった私
意外なことに、メダカのお世話を通じて、生活リズムも整いました。
メダカは日中に活動するので、朝にエサをあげたり水の様子を見たりする必要があります。
以前は夜型だった私も、自然と朝起きて外に出るように。
朝日を浴びて、メダカたちが元気に泳ぐ様子を見るだけで「今日もがんばろう」と思える。
これまでずっと「朝が苦手」だった私にとって、大きな変化でした。
朝の時間を有効に使う“朝活”は、50代女性の心身のリズムを整えるのにとても効果的です。私もメダカ飼育と合わせて朝活を取り入れることで、一日のスタートがぐっと快適になりました。詳しい朝活のコツやおすすめ習慣は【こちらの記事】で紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
よくある失敗談とその対処法
飼育が軌道に乗るまでは、いくつか失敗も経験しました。
1. 夏の水温上昇で全滅しかけた
ベランダに置いていた容器の水温が40℃近くになり、複数のメダカが☆に。
対策として、すだれ+日陰+打ち水で温度管理するように。
2. 冬越しに失敗してメダカが激減
屋外越冬を試みたものの、寒波で容器が凍りつき、何匹かが冬を越せず…。
今では、室内に一部移動して加温飼育を取り入れています。
3. 水換えをサボって水質悪化
「面倒だな」と思って水換えを怠ったら、白濁&病気発生。
それ以来、2週間に1回は部分換水を徹底しています。
失敗を通じて学び、少しずつ“メダカと暮らす知恵”が身についていきました。
季節ごとの飼育ポイント
メダカ飼育には、季節ごとのコツがあります。
- 春:繁殖シーズン到来。産卵床を入れると卵をたくさん産みます。
- 夏:高水温に注意。日陰や打ち水で対策を。
- 秋:エサを少しずつ減らし、冬支度へ。
- 冬:屋外なら凍結防止対策。室内なら加温も◎。
このように、季節に合わせて手をかけることで、メダカも長生きしてくれます。
水換え・掃除の苦労とコツ
一番大変だったのが「水換え」。
特に夏場は水が痛みやすく、他の季節より換水の頻度が多くなり、腰が重くなる日もありました。
でも、今では以下の方法で負担を軽減しています:
- ホース+バケツで簡易的に部分換水(1/3だけ)
- カルキ抜き不要の井戸水や専用水を活用
- 底砂を使わず掃除しやすくする
小さな工夫で、だいぶラクになりました。
水換えはメダカ飼育で一番手間がかかる作業ですが、便利なホースやカルキ抜き剤を使うと格段に楽になります。おすすめグッズはこちらです。
🐟水換え用ホースセット(吸排水兼用)
🐟カルキ抜き剤(即効タイプ)
繁殖と「増えすぎ問題」
メダカはよく増えます。春から秋にかけて産卵し、放っておくとどんどん増殖。
最初は「赤ちゃんが生まれた!」と感動していたのに、
数ヶ月後には「水槽が足りない…」「お世話しきれない…」状態に。
結局、友人に譲ったり、里親募集したりして数を減らしました。
今では「増やしすぎない管理」も大切にしています。
減ってしまったメダカと向き合う気持ち
逆に、季節の変わり目や寿命で数が減ってしまったときは、心が沈むこともあります。
「あの子、最近見かけないな」と思っていたら、静かに天に召されていたことも。
そんなときは、庭の一角に埋めて「ありがとう」と手を合わせます。
命あるものを飼うということは、別れと向き合うことでもある。
それを通じて、命の大切さを改めて感じました。
50代女性の趣味としての魅力
50代になると、体力や気力に波が出やすくなりますよね。
そんなとき、メダカのような「ちょっとした癒し」があると、本当に救われます。
- お金もそれほどかからない
- 外出しなくても楽しめる
- 無理なく、毎日続けられる
- メダカから“季節”を感じられる
手間と癒しのバランスが絶妙で、無理なく寄り添える趣味として、50代にぴったりです。
メダカ飼育のように、趣味や小さな楽しみを持つことは、人生の“暇つぶし”としても大切な時間です。私自身もそんな気持ちで毎日を過ごしています。よかったら、人生を気楽に楽しむヒントが詰まった【こちらの記事】もぜひご覧ください
初心者におすすめのグッズと管理法
これから始める方に向けて、初心者でも扱いやすい道具をご紹介。
- 【容器】睡蓮鉢やプラスチック鉢(容量10L以上が理想)
- 【水草】アナカリス・ホテイアオイなど浮かべるだけでOK
- 【エサ】メダカ専用の浮上性フード
- 【掃除】スポイト&100均のピペットが便利
- 【水質管理】カルキ抜き済みの水 or 中和剤を常備
はじめはシンプルでOK。
「グッズ沼」にはまらないよう注意ですが(笑)、慣れてくると工夫するのも楽しくなります。
メダカ飼育を始めるなら、初心者にぴったりのスターターセットがおすすめです。必要なアイテムがひとまとめになっているので、すぐに飼育をスタートできますよ。
🐟メダカ飼育スターターセット(エサ+カルキ抜き付き)
メダカ飼育に慣れてきたら、専用のエサや水草、水質測定キットなども揃えると管理がスムーズです。私も愛用している人気アイテムをご紹介します。
🐟メダカ専用エサ(浮上性フード)
🐟メダカベビーにはこちらのエサ
🍀ホテイアオイ(水草)
🍀水質測定キット
メダカ飼育の費用感:リアルなコスト
気になるのが「どれくらいお金かかるの?」という点。
私の場合、初期費用はざっくり以下の通り:
- 容器・水草・エサ・カルキ抜きなどで約5,000円〜8,000円
- 月々の維持費は、エサ・水・道具で約500〜1,000円
思ったよりお金はかかりません。
一度揃えてしまえば、ランニングコストはかなり低めです。
メダカ飼育から学んだ人生の教訓
メダカを通じて感じたのは、「小さなことに心を寄せる力」の大切さです。
- 静かに泳ぐ姿に心を癒される
- 命の終わりに感謝する
- 季節を感じて暮らす
50代は、人生の折り返し地点。
そんな時期だからこそ、「日常の中の小さな幸せ」に気づくメダカ飼育は、私にとって大切な心の習慣になりました。
初心者向けメダカ飼育Q&A
Q1: メダカはどんな水質が好きですか?
A: 中性〜弱アルカリ性が理想。水道水を使う場合は必ずカルキ抜きをしてください。
Q2: 餌はどんなものが良い?
A: 専用の顆粒餌がおすすめ。成魚と稚魚で餌のサイズを変えると育ちが良いです。
Q3: 水換えはどのくらいの頻度で?
A: 夏は週に1回、春秋は2週間に1回、冬は冬眠の為、頻度を少なくしています。
Q4: 繁殖したメダカが多すぎたら?
A: 友人に譲ったり、屋外の大きな容器に移すのも方法です。増えすぎに注意。
Q5: 冬越しのコツは?
A: 水温が急激に下がらないように室内に移したり、ヒーターを利用すると良いです。
冬の寒さでメダカが弱ってしまうこともあります。小型ヒーターや温度管理グッズがあると冬越しが安心。特に初心者の方には必須アイテムです。
わたしも愛用しているおすすめはコチラ👇
🐟小型水槽用ヒーター
🐟温度調節用サーモスタット
まとめ:メダカと暮らすことで得た宝物
2年間の飼育を通じて、私はメダカたちにたくさんのことを教わりました。
- 「何もしない癒し」があること
- 「少しの手間」が心を整えること
- 「生きること」に向き合う強さ
もしかすると、メダカはただの魚ではなく、
心のセラピストのような存在なのかもしれません。
「何か新しいことを始めたい」「癒しがほしい」──
そんな方にこそ、メダカ飼育をおすすめしたいと思っています。
かこ
