人生を歩んでいる中で、50代に入り、少しずつ過去の自分と向き合いながら、「これからどう生きたいのか?」と考えることが多くなりました。
今までの経験や社会の期待、家族や友人からの期待、知らず知らずのうちに自分を縛っていたことに気づく瞬間ってありませんか?
若かりし頃の自由なわたしはどこにいってしまったのか?
「わたしは何色が好き?」
「何をやっていたときが一番楽しかったのか?」
すっかり忘れてしまってたことに気づきました。
これまで家族や大切な人たちのために過ごしてきた時間の中で、いつの間にか自分自身を見失ってしまったような感じ。
誰かの好み、誰かの楽しいことはは自分の好みや楽しいことになってしまって、本来の自分の楽しいことや好みはどこかに消え去り、自分の心は誰かのものになってしまった。
「いや・・本当にそうなのか?」
誰かのものになったわけではなく、いままでのどんなシーンでも自分らしく一生懸命過ごしてきたのは、自分自身。
誰かのものではない。
ただ、いつの間にか何色にも染まらない自分を見失ってしまいそうになっただけ。
誰かのために尽くすことはもちろん大切なことですが、その過程で自分の気持ちや本当の願いを後回しにしてしまっていたことに、最近ふと気づくことが増えました。
今、改めて自分を見つめ直し、これからの生き方を考える時が来たのかもしれません。
「自分らしさを大切にしたい」
「自分色に染まりたい」
この記事では、「自分らしさを大切にしたい」「自分色に染まりたい」ための考え方や、実際にどう行動していくかについてお話ししたいと思います。
少しでも心が温かくなるような、前向きなエールをお届けできれば嬉しいです。
自分色に染まるとはどういうことか?
「自分色に染まる」という言葉が意味するのは、自分以外の誰かの期待や過去の自分に縛られることなく、自分らしい人生を歩むこと。
とくに若い頃は、社会的なルールや周囲の期待に応えようとするあまり、本当の自分を後回しにしがちです。
しかし、アラフィフ世代になった今、自分らしさを追求することは、もはや選択肢ではなく、むしろ大切な課題となるはずです。
それでは、自分色に染まるために必要なことは何でしょうか?
他人の期待から解放されること
わたしは、長い間、母の期待に応えようとがんばっていた時期がありました。
自分の気持ちよりも、母の思うような人になろう。
ある年齢まで、それがごく当たり前のことだったので、自分の本来の気持ちが分からなくなってしまい、頭を抱える日々が続いたことがあります。
その時わたしが出した答えは、誰かの期待に応えようとすることは、確かに優しさや思いやりだと思っていたのですが、それが過度になると自分を苦しめてしまうことだってあるんだっていうことに気づきました。
自分を大切にすることも、他人を思いやることと同じくらいとても重要なんです。
自分が無理をしていると感じたら、少し立ち止まって、自分の気持ちや限界を大切にすることが必要かもしれません。期待に応えたい気持ちと自分の心身のバランスを取っていくことは簡単なようで難しいものです。
少しずつ少しずつ解放への道をたどると、自分らしい道が開けていくことを知ったのです。
「こうあるべき」「こうしなければならない」という思い込みから解放されること。
社会や家族、友人からの期待はとてもありがたいことなのですが、それに縛られすぎると、自分を見失ってしまいます。
わたしたちはこれまでの経験からもう自分という人を知っているはずです。
過去に何が自分にとって幸せだったのか、どんな瞬間が楽しかったのかを振り返りながら、自分が何を求めているのかを見つめ直すことが大切だと思うのです。
自己肯定感を育てる
年齢を重ねるにつれて、自己肯定感を高めることは難しくなることもあります。
体力の衰えや、若い頃に比べてできることが少なくなったと感じることもあるかもしれません。
しかし、だからこそですよ。自分が持っている強みや長所に目を向け、過去の経験が今の自分をどれほど豊かにしているかを実感することが大切なことなんだと。
自分を認めることができると、より自由に自分を表現することができ、自然と自分色が輝き始めます。
自分色を見つけるための第一歩
では、具体的にどのように自分色を見つけ、染めていけば良いのでしょうか?
人生をより豊かに、そして心から満足できるものにするための大切な第一歩です。しかし、自分色を見つけるためには、何を始めればいいのでしょうか?ここでは、実際にできる具体的なステップを紹介します。
自分の心の声を聴く
日々忙しい生活の中で、つい他人の声や外の世界の雑音に耳を傾けがち。
自分自身の心の声を聞くことって難しくないですか?
自分の心の声を聞くことは、自分色を見つけるためには必要不可欠なことです。
毎日少しの時間を使って、自分の気持ちに正直に向き合ってみましょう。
ポイント
- どんなことにワクワクするか?
- どんな瞬間に自分らしさを感じるか?
- 何をしているときに心からリラックスできるか?
これらの問いに答えることで、自分にとって本当に大切なことが見えてきます。
新しいことに挑戦する
新しい挑戦をしてみることが、非常に大きな効果を発揮することができるときもあります。
若い頃には時間や体力の問題で試せなかったことに挑戦してみるのも一つの方法です。
自分が何を本当に好きか、何が自分に合っているかは、実際に挑戦してみないとわかりません。自分を知るための「実験」を繰り返すことで、自分らしい生き方が見つかります。
ポイント
- 新しい趣味を始める
- 長年やりたかったことに挑戦する
- 自分が興味を持つ分野で学び直してみる
挑戦は、自分を再発見する大きなチャンスです。新しい自分に出会うことで、自分色をより鮮明に感じることができるでしょう。
わたしは、ブログを始めました。
やりたかったはずなのに、「時間がないとか」、「気力がないとか」言い訳ばかりしていました。
「いつ始めるの?いまでしょ?」
勇気を出して始めたことで、いまはとても充実した日々を送れています。
自分の価値観を見つける:何が大切なのかを知ろう
自分色を見つけるためには、まず「自分が何を大切にしているのか」を知ること。価値観がはっきりしていると、日々の選択や決断がしやすくなります。
ポイント
自分が大切にしていることを書き出してみましょう。例えば、「自由」「誠実」「家族との時間」など、日常生活で重要だと感じるものをリストアップします。その中で、特に自分が譲れない価値観を3つ選んでみましょう。それが、自分の行動指針となります。
自分の強みを認識する:どんな時に自分が輝くのかを知ろう
自分が得意なことや自然にできることを見つけることが、自分色を輝かせる第一歩です。自分の強みを理解することで、自信を持って自分の道を歩んでいけます。
ポイント
過去に褒められたことや成功体験を振り返り、それらがどんな状況だったのかを思い出してみるといいかもしれません。また、友達や家族に「私の強みは何だと思う?」と聞いてみるのも一つの方法です。意外な気づきがあるかもしれませんよ。
他人と比較しない:自分のペースで進もう
他人と自分を比較することで、無理に自分を変えようとしてしまうことがあります。
しかし、自分色を見つけるためには、他人のペースに合わせるのではなく、自分のペースで進むことが大切です。
ポイント
今日は、他人と自分を比較しないと決めることから始めてみる。
SNSなどで他人と自分を比べがちな場面では、「私は私」と意識して、他人の成功やライフスタイルに影響されないように心がけます。
自分色を見つけるための第一歩は、決して一朝一夕でできることではありませんが、小さな一歩を踏み出すことで、徐々に自分らしさが見えてきます。自分を知ることは、時に不安や迷いを伴うかもしれませんが、気づけばその過程がとても楽しく、人生を豊かにしてくれるものです。最初はほんの少しの変化でも、続けていくうちに大きな変化を実感できるはず。


自分色を輝かせるために大切なこと
自分色をより輝かせるために心掛けたいこと。
自分を大切にし、心地よいバランスを保ちながら、日々を楽しんでいくことが、最終的に自分色を一番輝かせる方法だと思います。
何点か具体的に取り入れていきたいことをあげてみますね。
- 自分をよく知ること
自分がどんな人間か、何が得意で、何が好きなのかを深く理解すること。
自己理解を深めることで、自分に合った道を歩むことができ、自然と自分色が輝きます。 - ポジティブなマインドを持つ
自分の強みを信じ、失敗を恐れずにチャレンジし続けることが大切です。
ポジティブな思考を持つことで、周りに良いエネルギーを与えることができ、さらに自分の魅力を引き出せます。 - 自分らしくいることを大切にする
他人の期待に応えようとするあまり、自分を犠牲にするのではなく、自分らしくいることを大切にする。
無理に他人になろうとせず、ありのままでいることが一番輝きます。 - 日々の成長を意識する
常に学び、成長する姿勢を持つこと。
知識やスキルを磨くことが、自己の輝きを強化します。
小さな進歩を積み重ねることが、大きな成果につながります。 - 感謝の気持ちを忘れない
自分が輝いているのは、周囲の人々や環境のおかげであることを忘れず、感謝の気持ちを持ち続ける。
感謝することで、より良い人間関係が築け、さらに自分自身が輝きます。 - 自分の価値を認める
自分の価値をしっかりと理解し、大切にすること。
自分に対する自信を持つことで、他人にもその魅力が伝わり、自然に自分色が輝きます。 - 無理をしないこと
どんなに素晴らしい自分色を見つけても、無理してそれを実現しようとすると、かえって疲れてしまいます。
マイペースで毎日を過ごしていけたら素敵ですよね。
- 柔軟に生きる
自分色を大切にしながらも、柔軟に考え、変化を恐れないことが大切です。
人生は流れの中で変化していくもの。
変化を楽しみながら、自分の色を保ち続けることができると、もっと自由に輝けます。
おわりに
これからの人生を「自分色に染まる」と決めた時、わたしは人生が変わり始めました。
その瞬間から、私は自分自身を大切にしようと決めました。そして、自分のペースで歩んでいくことの大切さを実感しできたのです。これまでの自分に足りなかったものが見えてきたり、他人と比べることも少なくなり、心から自分を受け入れることができたのです。
何より、他人の期待に応えようとするあまり、見失っていた「自分らしさ」を取り戻したことで、人生が驚くほど明るく、充実したものに変わりました。今では、どんな小さな選択でも、自分の心の声に従うことを大切にしています。
自分色で生きることは決して簡単ではありませんが、その一歩を踏み出すことで見える景色は、想像以上に美しいものです。これからも、自分の信じる道を歩み続け、どんな瞬間も大切にしていきたいと思っています。
みなさんの中にも、もしいまの自分に迷っていることがあれば、自分色で生きる選択をしてみてください。
きっと、人生も変わり始めるはずです。心はもっと自由になり、もっと豊かに、もっと楽しくなるはずです。
他人の期待や社会のルールに縛られず、自分自身の心に従ってみてくださいね。
自分の色を大切にすることで、これからの人生が色鮮やかで、思い出深いものになることを願っています。自分色に染まる勇気。
あなたが輝くことで、周りの人々にもその温かな光が届きますよ。
かこ

