「毎日頑張っているあなたへ。忙しさに追われて、大切な『自分の時間』を忘れてしまっていませんか?」
一人旅は、自分を再発見できる貴重なチャンスです。誰にも気を使わず、自分のペースで心ゆくまでリラックスできる時間は、まさに心の贅沢。
人生の新たな一歩を踏み出すための一人旅の体験談とその旅で得た自己発見の瞬間。これからお話しする私の体験を通じて、「自分を大切にする時間」の大切さを再確認した理由をお伝えしたいと思います。少しでも自分の時間を見失っていると感じているなら、このお話が少しでも参考になれば嬉しいです。
私が一人旅を決めたのは、日々の忙しさに追われ、どこか自分を置き去りにしているような気がしたからです。家事や仕事、他の人のことを優先して、気づけば自分のことは後回し…。そんな日々を送っていると、心の中で「自分を大切にする時間が必要だ」と感じる瞬間がありました。
温泉地で過ごしたその時間は、私にとって心のリセットボタンを押すようなものでした。普段の忙しさから解放され、ただ静かな時間を楽しむことで、初めて自分の心に耳を傾けることができたのです。何気ない景色や出会いの中で、私は自分の気持ちに正直になることの大切さを実感しました。
その旅の体験をもっと詳しくお話ししますね。
一人旅をしてみようと思った理由
私は50代を過ぎ、人生の後半に差し掛かる中で、ふと「自分の時間をもっと大切にしよう」と思いました。「家事や仕事に追われる日々の中で、ふと鏡を見たときに『最近、自分の顔がちょっと疲れてるな』と感じたのです。自分のことを後回しにしていたことに気づきました。」
そんな時、「一人旅」という選択肢が浮かびました。旅行先で新しい経験をし、自分のペースで心を解放できる時間を持つことが、私にとって必要だと感じたのです。
旅のプランニングをしてみる
どこに行こうか悩んだ末、私は自然と触れ合える場所を選びました。
行き先は、地元から少し足を伸ばした静かな温泉地。日常の喧騒から離れ、リラックスした時間を過ごすのが目的です。初めての一人旅に少し不安もありましたが、それ以上にワクワク感が大きかったことを覚えています。
事前に泊まる温泉宿を予約し、観光名所や自然散策をリストアップ。心の中では、「自分のペースで自由に行動できる!」という期待でいっぱいでした。
一人旅の体験談
到着してまず感じたのは、「自由だ!」という解放感でした。普段、誰かに合わせて予定を立てることが多い私にとって、この自由さは新鮮で、心が軽くなったような気がしました。
温泉街をぶらりと歩くと、ふんわりと漂う甘い湯気に誘われるように、温泉饅頭のお店へと足が向きました。軒先には蒸したての饅頭が並び、ほかほかと白い湯気が立ちのぼっています。店主のおばあさんが「出来立てだから食べてみて」と饅頭を差し出してくれました。ふわふわで甘すぎない餡が、ほっとする優しい味。「この辺りは昔から変わらない景色だよ」と、懐かしそうに話す店主の笑顔に心が温まりました。
そんな何気ないやりとりに、心がどんどん開かれていくのを感じました。
一番印象に残ったのは、温泉に浸かりながら空を見上げていた時のこと。静かな空間に身を任せ、ふと「今、自分が生きているこの瞬間がとても大切だ」と感じました。普段は考えもしないような、心の奥深い部分に気づくことができた瞬間でした。
一人旅で心がふわっと軽くなる瞬間
旅が進むにつれて、私は次第に自分のペースで生活することに慣れていきました。食事の時間も、観光地も、何もかも自分の気持ちに任せて自由に選ぶ。その中で、自己肯定感が高まり、心が満たされていっていることに気づいたのです。
「他人の目を気にせず、自分のために時間を使うことがこんなにも大切だ」と再認識し、一人旅は自分へのご褒美だと実感せずにいられなくなったのです。
一人旅で気づいた自由とちょっぴりの寂しさ
一人旅のメリット
- 「自由に過ごせること」
誰かに気を使うことなく、自分のペースで行動できるのが本当に心地良かったです。 - 「自分と向き合う時間ができること」
普段は気づかなかった感情や思いを感じることができ、新たな発見がありました。
一人旅のデメリット
- 「寂しさ」
やっぱり一人で過ごすことには少し寂しさも感じました。夜に温泉宿の食事処で一人で夕食をとっているとき、隣のテーブルで家族連れが楽しそうに笑い合う声が耳に入ると、ふと心がきゅっとしました。でもその寂しさは、次の旅先で誰かと共有したい景色や思い出ができる楽しみでもあるのかな、と感じました。その寂しさも含めて一人旅の醍醐味なんですけどね。 - 「疲れ」
長時間歩いたり、観光地を回ったりすると疲れが出ることもあります。でも、それも一人旅の醍醐味だと感じました。
次回の旅に向けて
わたしは一人旅を終えて、旅のことを振り返ってみるとにさらに旅がしたくなります。
一人旅を終えたあと、「また旅に出たい!」という思いがふつふつと湧いてきました。
次は、もう少しアクティブに自然と触れ合う旅をしてみたいなと考えています。地図を広げながら、まだ見ぬ景色を思い描くと、心がそわそわしてきます。
例えば、長野県の上高地でハイキングをしながら、雄大な自然を全身で感じる旅。梓川沿いをゆっくり歩き、清らかな川のせせらぎに耳を傾けながら、カラマツやシラカバの森を抜けていく…。途中で立ち寄ったベンチで、サンドイッチを頬張りながら眺める穂高連峰の景色は、きっと心に深く刻まれるはずです。
または、瀬戸内海の島々を自転車で巡る旅も憧れます。しまなみ海道を走りながら、島ごとに立ち寄って名物グルメを楽しむ。大三島ではレモンジェラート、伯方島では塩ラーメン…そんなふうに、風を切って走りながらグルメも満喫できる旅は、心も体もスッキリとリフレッシュできそうです。
一人旅だからこそ、行き先や過ごし方も自分次第。次は、もっと体を動かしながら心を解放できる旅に出かけたいと思います。
一人旅は、心のリセットボタンのような存在でした。これからも、自分のペースで旅を続けていきたいと思います。

一人旅をもっと楽しむためのちょっとした提案
一人旅は、自分のペースで自由に過ごせる素敵な時間です。次の旅をもっと楽しく、心からリラックスできるものにするために、少しだけ意識してみるといいことがいくつかあります。これからご紹介する提案を参考にして、心に余裕を持って素敵な時間を過ごしてみてくださいね。
スケジュールにゆとりを持ってみる
一人旅は、自分のペースで動けることが一番の魅力です。だから、予定を少しだけ余裕を持って組んでみてください。あまり詰め込まず、「もしこの場所が気に入ったら、もう少し長くいてみよう」と感じた時に、すぐに予定を変更できると、もっと自由に旅を楽しめますよ。
今日の気分に合わせて動く
「今日は歩きたい気分」「今日はカフェでゆっくり過ごしたい」など、旅の途中で感じたその瞬間の気分を大切にしてみてください。その場その場で、心が自然に求めることに従うだけで、よりリラックスできる時間が過ごせるはずです。
地元の人との交流を楽しんでみる
一人でいると、周りの人との交流が新鮮に感じられることもあります。お店のスタッフさんや観光地の案内をしてくれる人に、ちょっと話しかけてみると、その場所の隠れた魅力を教えてくれることもあります。気軽に話してみると、思いがけない情報やアドバイスをもらえることがあって、とても楽しいひとときになるかもしれません。
安心できる場所を選んでみる
宿泊先を選ぶときは、「安心できる」と感じる場所を選んでみましょう。女性専用の施設や、レビューで評判の良いところを選ぶと、安心して心地よい時間を過ごせますよ。落ち着ける場所でぐっすり休んで、次の日の活動に備えることができます。
思い出に写真を撮る
旅先で目にした美しい景色や印象的な瞬間を、写真に残してみてください。自分だけの大切な思い出として、後で見返すときに温かい気持ちになれるはずです。もし、旅先での出来事をシェアしたいなと思ったら、SNSに投稿してみるのも、楽しさが広がりますよ。
何かトラブルがあっても焦らずに
旅先でのちょっとしたトラブルは、誰にでも起こることです。でも、慌てずに心を落ち着けて、「何とかなるさ」と思って行動することで、逆にその出来事が良い思い出になることもあります。万が一のために、代替プランを少し考えておくと心の余裕が持てますよ。
小さな冒険を楽しんでみる
たまには、「ちょっと気になる道を歩いてみようかな」「隠れたカフェを見つけてみたい」と思ったときに、少しだけ冒険してみるのも面白いです。新しい場所で、予想外の発見があるかもしれません。そのドキドキ感が、旅を一層特別なものにしてくれますよ。
ゆっくりと読書や日記をつける
お昼過ぎのカフェでゆっくり読書をしたり、旅の出来事を日記に書いてみたりするのも、一人旅ならではの贅沢な過ごし方です。静かな時間に、心が落ち着いて、旅の思い出がより深く刻まれる感じがします。
スマホを便利に使ってみる
一人旅のとき、スマホをうまく活用すると便利です。目的地までの道を調べたり、気になるスポットをサクッと見つけたり。もちろん、全てに頼るわけではなく、たまには地元の人に道を尋ねたりして、旅の温かさを感じるのも素敵ですよ。
自分の「感覚」を楽しむ
一人旅だからこそ、周りを気にせず、五感をフルに使ってその場所を感じてみてください。風の匂い、鳥のさえずり、街の音…普段忙しくて忘れてしまっている感覚を大切にすることで、その場所がもっと特別に感じられるはずです。
おわりに
一人旅は、まさに自分を大切にする時間。自分のペースで過ごし、心地よい空間や瞬間を見つけることが、最も大切です。
あなたも、ふと「自分の時間が欲しいな」と思ったら、一人旅に出かけてみませんか?
忙しい日常から少しだけ離れて、自分だけの贅沢なひとときを楽しんでくださいね。あまりルールに縛られず、自分の感覚を大切にして、素敵な旅を楽しんでください。
心からリラックスできる時間は、きっとあなたの心にそっと寄り添う思い出となるはずです。
もし『少し疲れたな』と感じたら、またふらりと一人旅に出かけてみませんか?
かこ

