中々、書くことに勇気のあるカテゴリーの中の「お金のこと」。
私自身、熟年離婚をしていて、お金に余裕があるとは決して言えません。
しかし、生きている上で、お金のことは、どうしても向かい合わなければならないテーマです。
離婚前のことですが、とてもお金の存在が嫌いでした。
原因は分かっています。
通帳に入金があってもあっても、支払いの方が多くて、それも元パートナーが個人事業主だったので、支出も膨大な金額。お金のことで苦しみ始めた頃、ちょうど子供達の学費が半端なく高額で。
クレジットカードの支払いができなくなり、延滞の通知がくる始末。
そんな日々を暮らし続けてたら、通帳見るのも怖い。銀行行くのも怖い。お金の存在が怖い。ってなってしまったんです。
イコールお金が大嫌いになってしまったんです。
離婚の原因は、それ以外にもあったのですが、お金の存在があったことは間違いありません。
離婚し、その後、子供とわたしの生活になり、
「どのようにお金の存在が変化していったのか?」
「お金に対する考え方や人生にどれほど影響を与えるのか?」
「どうやって好きに変化していったのか?」
この内容を記事にしています。
お金嫌いを克服できた経緯とは?
どうしてもお金が嫌いだったとき
私はずっと、お金に対して強い嫌悪感を抱いていました。お金が汚いものだと思い込んでいたし、それを持つことで「何か悪いことをしているような気分」にさえなっていました。
お金の話題になると、すぐに心が重くなり、無意識に避けてしまう自分がいました。
その理由は、そのときの環境や、社会的な価値観が影響していたのかもしれません。
お金に対して「欲が強い人は悪い人だ」「お金を追い求めることは卑しいことだ」といった教えが、知らず知らずのうちに自分の中に根付いていたのです。
お金=汚いもの、罪悪感
子供の頃から、お金を使うことに対して罪悪感を感じていたのも大きな要因でした。
親から「無駄遣いをするな」と言われ続け、食費や日用品にも気を使い、贅沢を避けることが美徳だと思っていたんです。大人になってからも、その価値観を引きずって、自己投資やお金を使うことに対して強い抵抗感がありました。
また、社会全体が「お金=成功、幸せ、権力」みたいに見える場面も多く、どうしてもお金が関わることに対して嫌悪感を感じてしまっていました。
それに気づいたのは、周りの人たちが生活を楽しんでいる姿を見て、自分がなんだか損をしている気がしたからです。
変わり始めたきっかけ
でも、そんな自分を変えたきっかけがありました。それは、「お金を使うことは悪いことではない」という考え方を持つようになったことです。
ある日、ふと気づいたんです。お金自体は悪いものではなく、それをどう使うかが大切だと。お金は私たちの生活を豊かにし、必要なことに使うことで生活の質が向上するものだと、ようやく納得できました。
さらに、「お金を使うことで、自分や他人に良い影響を与えることができる」という考え方ができるようになり、少しずつお金に対する感情が変わり始めました。たとえば、必要な物を買うことや、自分へのご褒美としてお金を使うことに罪悪感を感じなくなりました。
新たな視点からスタート
お金に対する恐れや嫌悪感を克服した結果、生活がより自由で充実感のあるものになりました。
お金を使うことが悪いことではなく、むしろ自分や周りの人々をサポートするための手段だと感じられるようになったのです。
今では、お金を使うことで自分の健康や学びに投資したり、周りの人々との関係を大切にしたり、豊かな経験を積んだりすることができるようになりました。お金を「恐れるもの」ではなく、「自分の生活を豊かにするためのツール」として使うことができるようになったんです。

お金嫌いな要因とは?
お金が嫌いになる要因について、詳しく説明します。
1.お金を避ける心理的な原因
「お金=汚いもの」「お金=罪悪感」と結びつけてしまっている場合。
過去の経験や社会的な価値観、
家庭環境などから影響を受けて形成されます。
このような考えを克服するためには、
まず自分自身の思い込みや価値観に気づき、少しずつ変えていくことが大切です!
2.お金を管理しないとどうなるか?
「お金から目を背けるとお金がなくなります」
結局、お金をしっかりと管理しないと予期しない形でお金が流出していくのです。
お金に対して目を背けるのではなく、まず自分のお金の状況をしっかり把握することが重要です。毎月の収支を見直し、どのようにお金を使っているのか、無駄がないかを確認することで、無駄遣いを減らし、必要なところにお金を使えるようになります。
- お金の管理を習慣化する
お金を管理することを日常的に意識することが大切。
毎月の予算を立てたり、支出をチェックしたりすることで、
無意識のうちにお金が流出することを防げます。
計画的に使うことで、貯金や投資が進み、将来の不安も軽減します。 - 予算や目標を設定する
「お金から目を背ける」という状態は、
将来に対する不安や無計画さが原因で起こります。
お金に関して具体的な目標(たとえば、半年で〇〇円貯める、〇〇の支出を減らすなど)を設定し、
それに向けた行動を取ることが大切です。
明確な目標があると、どんなことにお金を使うべきか、優先順位が見えてきます。 - お金に対する態度を見直す
お金に対して避けてしまう気持ちや恐れを感じる場合、
その根底にある「お金は悪いものだ」という考えを見直すことが必要です。
お金は単なる道具であり、どう使うか次第で良い結果も悪い結果も生まれます。
お金を使って自分や周りの人々にポジティブな影響を与えられることを意識することで、無理に目を背けずに前向きに向き合えるようになります。 - 自分に合った方法で知識を得る
お金に関する知識を深めることも重要です。
家計管理や投資、貯金に関する基本的な知識を得ることで、どのようにお金を扱うかの選択肢が広がります。知識があれば、恐れや不安を感じることなく、お金と向き合い、賢く扱えるようになります。
お金を避けず、向き合うことで、長期的には安心して生活できるようになるはずです。逆に、避けてばかりいると、問題が大きくなりがちですから、少しずつでも意識的にお金の管理を行っていくことが大切です!
3. お金と心の健康
お金に対する健康的なマインドを持つことで、精神的な安定を得るための大きな支えになります。
お金の問題が解決すると、生活全般における安心感が得られ、心の余裕を持つことができ、ポジティブな心の状態が保たれます。
逆に、お金に対する恐れや不安が強いと、心の健康を害することがあるので、意識的にお金をうまく管理し、前向きに向き合っていくことが大切です。
- 不安の軽減
お金に対する不安や心配が強いと、常に精神的なストレスがかかり、心の安定を損ねる原因となります。
しかし、お金に対して健康的なマインドを持ち、適切に管理できていれば、「足りていないかもしれない」「将来どうなるんだろう」といった不安が減ります。
金銭的な心配が少なくなることで、生活の質が向上し、リラックスしやすくなります。 - 自己肯定感の向上
お金を上手に管理できることは、自己肯定感や自信を高めることにつながります。
お金に対してポジティブで実行力のある態度を持っていると、他の面でも自分をうまくコントロールできると感じやすくなります。これが精神的な安定を支える要素となります。 - 安定した生活環境
健全なお金のマインドを持つことで、生活費や将来の計画を立てやすくなります。
お金をしっかりと計画的に使うことで、急な出費や予期しない事態に対しても準備ができており、経済的な不安が減ります。これにより、物理的・心理的な環境が安定し、心の落ち着きが得られます。 - 心に余裕が生まれる
お金の不安や問題から解放されることで、他の重要なことに集中することができます。例えば、人間関係や趣味、仕事に対して心の余裕を持って取り組むことができるようになります。お金に対する過度の心配が減ると、他のポジティブな側面にエネルギーを向けられるようになります。 - お金の使い方に対する満足感
お金を無駄にせず、意義のあるものに使うことで、自己満足感を得ることができます。例えば、自己投資(スキルアップや学びの機会)や、家族や友人との大切な時間を過ごすためにお金を使うことができると、それ自体が精神的に充実感をもたらします。また、感謝の気持ちや社会貢献のためにお金を使うことも、心の安定につながります。 - 長期的な視点を持つことで安心感
お金に対して計画的に向き合い、将来に備えることで、長期的に見た安心感を得ることができます。年金や保険、貯金計画を立てるなど、将来の不安を減らす準備が整うと、精神的なストレスが軽減され、毎日をよりリラックスして過ごせるようになります。 - ストレス管理能力の向上
お金に対する健全な考え方は、ストレス管理にもつながります。
お金に対する恐れや過度な心配がないと、日常生活での小さなストレスにも冷静に対処しやすくなります。さらに、精神的な安定感が強くなることで、健康や人間関係にも良い影響を与えることができます。
小さなステップから始めてみる
わたしは、お金に対する不安や嫌悪感から、沢山の闇を感じたときがありました。
お金への嫌悪感が強すぎて、急に大きな変化を求めるのは逆効果になりがちでした。
小さなステップから始めることが重要なんだと気づいたのは数々の失敗を重ねたからです。
大雑把でもいいから、
「少しずつ家計を見直してみること」
「無駄な支出を減らすこと」
「必要なものにだけお金を使うこと」
実際にお金と向き合うことで、少しずつ恐れや不安が薄れていきました。
お金を管理することに慣れてくると、それが精神的にも安定感を生み出していったのです。
お金に対するネガティブな感情に支配されていると、ポジティブな面に目を向けることが難しくなります。
そして、感謝の気持ちを持つことが助けになります。
「今、手にしているお金で生活できていること」
「自分の持っているものに感謝すること」
など、日常生活の中で感謝の気持ちを持つことで、
お金に対する感情が少しずつ変わり、健康的なマインドが育まれていくんだなって思いました。
お金に対する不安や嫌悪感は、深い感情や過去の経験から来ていることが多いです。
まずはその感情に正直に向き合い、自分の価値観や過去を見つめ直すことがとても重要です。
そして、お金を管理する小さなステップを踏んでいくことで、自信がつき、精神的な安定感を得ることができます。
もし感情が複雑で解決が難しいと感じる場合は、専門的なサポートを受けることも一つの方法ですね。
お金に対する健全なマインドを育てることで、心が平穏であること。
おわりに
「お金が嫌いだった自分」を乗り越えたことで、世界がぐっと広がったように感じます。
お金があることでできること、得られることに気づくと、お金を上手に使うことが楽しく、前向きに感じられるようになりました。
お金に対する視点を変えるだけで、人生は本当に豊かになると実感しています。
もし、あなたもお金に対して不安や嫌悪感を感じているなら、それを少しずつ乗り越えてみてください。
お金そのものが悪いわけではなく、使い方次第で自分や周りを幸せにする力を持っているということを、心から理解できるようになると、きっと新たな世界が見えてきます。
かこ

