「おひとり様って寂しくないの?」に、ちょっとだけ本音で答えてみる

50代女性がペットと穏やかに過ごす外のひととき|おひとり様ライフの癒し時間

「おひとり様って、寂しくないの?」

そんなふうに聞かれることがあります。
相手に悪気はなく、むしろ優しさから出た言葉なんだろうな…と思うけれど、
どこか胸の奥がモヤっとすることも。

「え、私って“かわいそうな人”に見えてるのかな?」
そんなふうに感じた日もありました。

今日は、そんな“おひとり様=寂しい”というイメージに、
自分なりの言葉でちょっとだけ向き合ってみようと思います。


目次

「ひとり」だけど、ほんとに「ひとり」なのか?

まず最初にお伝えしておくと、私は完全なる一人暮らしではありません。
息子と愛犬と一緒に暮らしています。

でも、不思議なもので──
誰かと暮らしていても、「頼る」「寄りかかる」という感覚が薄くなると、
心の感覚は“ひとり”に近づいていくのかもしれません。

家事も、生活の決断も、自分でこなしていく日々。
誰かの意見を聞いたり、確認したり、共有したりする場面が少ないと、
「ひとり感」は増していくように思います。

それが、少し寂しいと感じる瞬間もあるけれど──
同時に、ものすごく自由でもあるのです。


寂しさって、本当に“悪いこと”なんだろうか?

「寂しい」って言葉、どこかネガティブに受け取られがちですよね。

でも、私は最近こう思うんです。
“寂しさ=悪いもの”ではないのかもしれないって。

誰と一緒にいても、ふとした瞬間に「孤独」を感じることってありませんか?
それは関係性の中で起こる“すれ違い”だったり、
理解されない想いを抱えたままの日々だったり。

逆に、ひとりでいるときにこそ感じる“穏やかさ”もある。

たとえば、朝の静けさのなか、コーヒーを片手にベランダの草花を見る時間。
愛犬の寝息を聞きながら、ふっと肩の力が抜ける夜。

その瞬間、「ひとりって、いいな」って思えることもあるのです。


おひとり様ライフの“自由”を、ちょっと誇りに思う

ひとり暮らしのいちばんの魅力は、やっぱり「自由さ」。

朝起きる時間も、食べるものも、1日の過ごし方も──
ぜんぶ自分で決めていい。

今日は気分が乗らないな、と思ったら部屋着のまま1日を過ごしてもいい。
気分転換したくなったら、花を買って帰る。
観たい映画を好きなだけ観る夜。

そんな「自分ファースト」の暮らしが、少しずつ自分を満たしてくれます。

旅行だってそう。
京都の古い町家を歩きながら団子をほおばったり、
軽井沢で自然を感じながらカフェでぼーっとしたり。

「誰かと分かち合いたい」と思う瞬間もあるけれど、
「今は、自分が感じることを大事にしよう」と思えるようにもなりました。

ラベンダーの香りに癒されるバスタイムが、私のお気に入りです。静かな夜にこの香りを感じながら湯船に浸かると、ふっと肩の力が抜けていきます。

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👉「何もしない日」があることも、ひとり時間の大切な一部。
“何もしない”を楽しむ暮らし方についても書いています。


誰かとの“ちょうどいい距離”がわかってきた

若い頃は、人付き合いに少し無理をしていました。

「断ったら嫌われるかも」
「付き合い悪いって思われるかも」

そんな気持ちから、誘われたら全部参加して、疲れてしまうことも多かった。

でも今は、無理をしない選択ができるようになりました。

行きたくない日は行かない。
返信したくないときは無理に返さない。

そんなふうに“自分軸”で人と関われるようになったのは、
ひとりで過ごす時間が教えてくれたように思います。


経済的な不安と、きちんと向き合う覚悟

もちろん、ひとりで生きるということは、気楽さと同時に責任も伴います。
特に、経済面での不安はつきものです。

将来の医療費や住まいのこと。
収入が減っても自立して生きられるのか──そんな不安がよぎる夜もあります。

でも、だからこそ“準備する”という意識も高まりました。

・家計簿アプリで日々の支出を見直す
・ふるさと納税で日用品や備蓄品を確保する
・NISAで少しずつ積み立てていく

「頼れる人がいない」から不安になるんじゃなくて、
「頼れない分、自分が自分を守る」──
そう考えるようになってから、心が少しラクになりました。

「ひとりで災害を迎えるかもしれない」と思うと、やっぱり少し不安になりますよね。私も最近、最低限の備えとして防災グッズを揃え始めました。

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たまには、ぽつりと…「寂しいよ」と言いたくなる

強がってばかりだと、心が疲れてしまうときもあります。

「楽しいよ〜!」って明るく返してみたけど、
その日の夜、ひとりごはんを食べながら涙が出てしまうような日もある。

でも──
それでも、「無理に誰かと一緒にいる寂しさ」よりも、
「ひとりでいるからこそ感じられる、心の静けさ」の方が、
今の私には大事なんです。

寂しさは、誰かと無理に埋め合うものではなく、
静かに共存するものなのかもしれません。

最近は外出せずに、家の中で体をほぐす方法をいろいろ試しています。なかでも、おうちヨガは気軽に始められて、気持ちのリセットにもぴったり。

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👉 ひとりで過ごす時間の中で、感じ方や価値観がどう変わっていくのか──
そんな気づきをまとめた記事もあります。
アラフィフで感じた孤独と向き合う方法


「ひとり」で感じる四季、それが日常の彩りになる

春は、ベランダの草花が芽吹くたびに小さな歓びを感じる。
夏は、夕暮れの涼しさに救われる夜。
秋は、落ち葉の色に心がしんとするひととき。
冬は、湯たんぽのぬくもりにほっとする寝る前の時間。

誰かと共有することがなくても、
そんな季節の小さな変化を、ちゃんと自分の中で受け取れる暮らしが好きです。

ガーデニングをしたり、ペットに話しかけたり、
ひとりだからこそ“見えてくる世界”があるのだと思います。


「孤独」とは違う、“静かなつながり”があるから

ひとりで暮らしていても、まったく孤独を感じない日があります。

それは、誰かの言葉にふと励まされたとき。
SNSでの何気ないやりとりにほっとしたとき。
このブログに届いた、たった一言のコメントが胸に染みたとき。

直接会わなくても、人は人と、ちゃんとつながれる。

それを感じられるようになってから、
「ひとりでも大丈夫」ではなく、
「ひとりだからこそ、やさしくなれる」と思えるようになりました。


おわりに|あなたの「ひとり時間」に、そっと光をあてて

おひとり様って、寂しいのかな?
それとも自由なのかな?

──きっとその両方なんだと思います。

でも、“寂しい”を感じられる心って、実はとても豊かです。
そして、“自由”を味わえる心は、きっと強い。

だから私は、これからもこの暮らしを大切にしていきたい。

誰かと暮らすことも素敵。
でも、ひとりで過ごす時間も、ちゃんと幸せだと伝えたい。

あなたにも、あなたなりの「ちょうどいい暮らし」がありますように。

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この記事を書いた人

当ブログ管理人のかこです。
50代になり、これからの人生をもっと楽しく、豊かに生きたいと思っています。このブログでは、50代からの人生開花をテーマに、日々の暮らしや心のケア、趣味のことなどをシェアしています。

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