「おひとり様って、寂しくないの?」
そんなふうに聞かれることがあります。
相手に悪気はなく、むしろ優しさから出た言葉なんだろうな…と思うけれど、
どこか胸の奥がモヤっとすることも。
「え、私って“かわいそうな人”に見えてるのかな?」
そんなふうに感じた日もありました。
今日は、そんな“おひとり様=寂しい”というイメージに、
自分なりの言葉でちょっとだけ向き合ってみようと思います。
「ひとり」だけど、ほんとに「ひとり」なのか?
まず最初にお伝えしておくと、私は完全なる一人暮らしではありません。
息子と愛犬と一緒に暮らしています。
でも、不思議なもので──
誰かと暮らしていても、「頼る」「寄りかかる」という感覚が薄くなると、
心の感覚は“ひとり”に近づいていくのかもしれません。
家事も、生活の決断も、自分でこなしていく日々。
誰かの意見を聞いたり、確認したり、共有したりする場面が少ないと、
「ひとり感」は増していくように思います。
それが、少し寂しいと感じる瞬間もあるけれど──
同時に、ものすごく自由でもあるのです。
寂しさって、本当に“悪いこと”なんだろうか?
「寂しい」って言葉、どこかネガティブに受け取られがちですよね。
でも、私は最近こう思うんです。
“寂しさ=悪いもの”ではないのかもしれないって。
誰と一緒にいても、ふとした瞬間に「孤独」を感じることってありませんか?
それは関係性の中で起こる“すれ違い”だったり、
理解されない想いを抱えたままの日々だったり。
逆に、ひとりでいるときにこそ感じる“穏やかさ”もある。
たとえば、朝の静けさのなか、コーヒーを片手にベランダの草花を見る時間。
愛犬の寝息を聞きながら、ふっと肩の力が抜ける夜。
その瞬間、「ひとりって、いいな」って思えることもあるのです。
おひとり様ライフの“自由”を、ちょっと誇りに思う
ひとり暮らしのいちばんの魅力は、やっぱり「自由さ」。
朝起きる時間も、食べるものも、1日の過ごし方も──
ぜんぶ自分で決めていい。
今日は気分が乗らないな、と思ったら部屋着のまま1日を過ごしてもいい。
気分転換したくなったら、花を買って帰る。
観たい映画を好きなだけ観る夜。
そんな「自分ファースト」の暮らしが、少しずつ自分を満たしてくれます。
旅行だってそう。
京都の古い町家を歩きながら団子をほおばったり、
軽井沢で自然を感じながらカフェでぼーっとしたり。
「誰かと分かち合いたい」と思う瞬間もあるけれど、
「今は、自分が感じることを大事にしよう」と思えるようにもなりました。
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👉「何もしない日」があることも、ひとり時間の大切な一部。
▶“何もしない”を楽しむ暮らし方についても書いています。
誰かとの“ちょうどいい距離”がわかってきた
若い頃は、人付き合いに少し無理をしていました。
「断ったら嫌われるかも」
「付き合い悪いって思われるかも」
そんな気持ちから、誘われたら全部参加して、疲れてしまうことも多かった。
でも今は、無理をしない選択ができるようになりました。
行きたくない日は行かない。
返信したくないときは無理に返さない。
そんなふうに“自分軸”で人と関われるようになったのは、
ひとりで過ごす時間が教えてくれたように思います。
経済的な不安と、きちんと向き合う覚悟
もちろん、ひとりで生きるということは、気楽さと同時に責任も伴います。
特に、経済面での不安はつきものです。
将来の医療費や住まいのこと。
収入が減っても自立して生きられるのか──そんな不安がよぎる夜もあります。
でも、だからこそ“準備する”という意識も高まりました。
・家計簿アプリで日々の支出を見直す
・ふるさと納税で日用品や備蓄品を確保する
・NISAで少しずつ積み立てていく
「頼れる人がいない」から不安になるんじゃなくて、
「頼れない分、自分が自分を守る」──
そう考えるようになってから、心が少しラクになりました。
「ひとりで災害を迎えるかもしれない」と思うと、やっぱり少し不安になりますよね。私も最近、最低限の備えとして防災グッズを揃え始めました。
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👉 将来に向けて「お金の備え」も少しずつ整えていきたい──そんな思いから、アラフィフになって始めたのが資産形成でした。
「何から手をつけていいかわからない」という方に向けて、私自身の体験をまとめています。
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たまには、ぽつりと…「寂しいよ」と言いたくなる
強がってばかりだと、心が疲れてしまうときもあります。
「楽しいよ〜!」って明るく返してみたけど、
その日の夜、ひとりごはんを食べながら涙が出てしまうような日もある。
でも──
それでも、「無理に誰かと一緒にいる寂しさ」よりも、
「ひとりでいるからこそ感じられる、心の静けさ」の方が、
今の私には大事なんです。
寂しさは、誰かと無理に埋め合うものではなく、
静かに共存するものなのかもしれません。
最近は外出せずに、家の中で体をほぐす方法をいろいろ試しています。なかでも、おうちヨガは気軽に始められて、気持ちのリセットにもぴったり。
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👉 ひとりで過ごす時間の中で、感じ方や価値観がどう変わっていくのか──
そんな気づきをまとめた記事もあります。
▶アラフィフで感じた孤独と向き合う方法
「ひとり」で感じる四季、それが日常の彩りになる
春は、ベランダの草花が芽吹くたびに小さな歓びを感じる。
夏は、夕暮れの涼しさに救われる夜。
秋は、落ち葉の色に心がしんとするひととき。
冬は、湯たんぽのぬくもりにほっとする寝る前の時間。
誰かと共有することがなくても、
そんな季節の小さな変化を、ちゃんと自分の中で受け取れる暮らしが好きです。
ガーデニングをしたり、ペットに話しかけたり、
ひとりだからこそ“見えてくる世界”があるのだと思います。
「孤独」とは違う、“静かなつながり”があるから
ひとりで暮らしていても、まったく孤独を感じない日があります。
それは、誰かの言葉にふと励まされたとき。
SNSでの何気ないやりとりにほっとしたとき。
このブログに届いた、たった一言のコメントが胸に染みたとき。
直接会わなくても、人は人と、ちゃんとつながれる。
それを感じられるようになってから、
「ひとりでも大丈夫」ではなく、
「ひとりだからこそ、やさしくなれる」と思えるようになりました。
おわりに|あなたの「ひとり時間」に、そっと光をあてて
おひとり様って、寂しいのかな?
それとも自由なのかな?
──きっとその両方なんだと思います。
でも、“寂しい”を感じられる心って、実はとても豊かです。
そして、“自由”を味わえる心は、きっと強い。
だから私は、これからもこの暮らしを大切にしていきたい。
誰かと暮らすことも素敵。
でも、ひとりで過ごす時間も、ちゃんと幸せだと伝えたい。
あなたにも、あなたなりの「ちょうどいい暮らし」がありますように。
🛁 ひとり時間をちょっと豊かにしてくれた、お気に入りたち

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