50代に入ったくらいから度々思うことは、無理をせず、楽に生きていきたいっていうことでした。
わたしを取り巻いていた環境が今まで、子育てだったり、介護だったりで、ひたすら走ってきたと改めて実感しています。
ただ、50代に入り、身体の不調も徐々に感じる年齢になりました。
「これからは自分のために生きていってもいい」
そう思えたとき、無理をする自分や頑張る自分を少しずつでもウェイドアウトしていこうと思ったのです。
今回は、自分という人間を受け入れて、大事にする必要していくためにも
自分の身の丈にあった暮らしについて書いています。
身の丈にあった暮らしとは?
「身の丈にあった暮らし」とは
なんとなく、消極的なイメージがわきますよね。
しがしながら、本当はとても積極果敢な生き方なのです。
無理をせず、自分の能力や資源に見合った生活をすること。
過剰な欲望や無駄を避け
自己のペースで安心して生活することが大切だという考え方です。
いまの時代は物質的な豊かさや他人と比較することが強調されがちです。
身の丈にあった暮らしは、精神的な安定や満足感を大事にする姿勢とも言えますね。
なんとなく過ごしているだけでは、身の丈にあった暮らしはできません。
不安を取り除いていく作業
「身の丈にあった暮らし」をしていくために大切なことの一つは、いま自分の収入の範囲内で暮らしていくことが前提です。
現代では、現金の他にも、クレジットカードやバーコード決済、QRコード決済など自己判断のできにくい支払い方法があり、昔と比べると、簡単に借り入れできてしまい、自分の収入を超えてしまう方も増えています。
自分が欲しい物とか必要な物というより、
SNSで流行っているからとか友人が持っていたからという理由で
これを持っていると、
「素敵だと思われる!」
「仲間だと思われる!」
「羨ましがられる!」
という、他人目線な理由による買い物をすることも多くなっているのではないでしょうか。
自分にとって本当は必要なかったと思う物をたくさん買ってしまうと
いずれ部屋は不用品が溢れてかえってしまいます。
これは「身の丈にあわせた暮らし」なのです。
他人の「身の丈にあわせた暮らし」ではなく
自分の為に「身の丈にあった暮らし」をしていくには
まずは、自分の「身の丈を知ること」から始めることが大切です。
わたしも長い間、身の丈にあわせた暮らしをしてきたような時がありました。
毎月の支払額を調べるなんてめんどくさいし・・・
なんとか今までも生活できてきたんだからなんとかなるだろうし・・・
お金がないっていう現実に直面したくない!
いつの間にかもしかしたら増えているかもしれないし(笑)
そういう行動って、ずっとどこかに不安を抱えて過ごしてきてたんだと思います。
通帳みるのがとても怖くなりましたもん( ;∀;)
分からないものに対して不安を抱くのが人の感情です。
不安もある意味、成長への一歩かもしれませんね。
分からないことを少しずつ解決していく過程で、
新しい発見や学びがあって、それが自信にも繋がります。
逆に、その不安を感じたままでいると、次のステップに進むのが難しくなることも。
自分の収入と支出の流れを把握できたときに
「これからの暮らしはもっと小さくしていこう!」
と決断したことを覚えています。
改善していくことは、日ごろの慣れや当たり前を壊していく作業でもありますのて、簡単ではないですし、上手くいかないときもあります。気長に、挫けず目標をもって続けていくという意思が必要です。
現状を知ってからこそ、改善点や工夫すべきところが見つかっていきます。
自分の価値観を大事にする生き方
「身の丈にあった暮らし」は、「自分らしさを大事にする」生き方。
他人から見てどう思うかよりも
自分が見てどうかです。
周りの期待や社会的なプレッシャーに流されずに
自分が本当に大切だと思うことや
心地よいと感じることを優先していく。
無理に他人の基準に合わせるのではなくて、
自分のペースで生きることができるので、
心の平安や充実感を感じやすくなります。
すごくワクワクしませんか?
わたしは、「身の丈にあった暮らし」をしよう!と思ったとき、自分を今までどれだけ隠してきたのか分かりました。
人に遠慮し、人に合わせ、自分らしさを隠して暮らしてました。
ようやく、自分を解放できる!とまで思ったのです。
不用品をたくさん捨て、最低限の家事でまわるように
自分なりに工夫しました。
いまも、まだまだ自分らしさを追求しながら過ごしています。
人によって自分らしさは違ってきますが
「身の丈にあった暮らし」とは
自分に正直な暮らしであり
自分の価値観を大事にする暮らしなのてはないでしょうか?
目的や目標を決めてみよう
目標や目的は無くても生きていけますが、何かシンプルなことでもいいので、目標や目的を作っていくことをオススメします。
何のためにやっているのか分からなくなる時がたまにあるからです。
わたしは、
無理なく自分自身が心地よく、安定した生活。
無理に他人と競い合うことなく、
物質的にも精神的にも過度な負担をかけないで
必要なものだけを大切にして、豊かな日常を築くことが目的です。
これらには利点があります。
- 精神的な安定
身の丈にあった暮らしをすることで、過剰なストレスや不安から解放され、自分のペースで生活できるようになります。物質的な豊かさにこだわらず、心の豊かさを追求できる点が重要です。 - 無駄遣いを避ける
必要以上に消費したり、物を持ちすぎたりすることなく、生活に本当に必要なものを大切にすることで、無駄を減らし、持続可能な暮らしを実現できます。 - 人間関係の維持
過剰な競争や見栄を張ることなく、素直で自然体でいられることで、他人との関係がより深く、健康的になります。自分らしくいることが、他人にもその安心感を与えることができます。 - 満足感を感じる
本当に自分が必要としているものや、やりたいことに集中できるので、物質的なものや一時的な楽しみではなく、長期的な満足感を得やすくなります。
身の丈にあった暮らしを実践することで
バランスの取れた生活ができ
過度な欲望や外的なプレッシャーから解放されるという意味で
心地よい生き方が生まれるのではないでしょうか?
身の丈に合った暮らしを実現するための行動
身の丈に合った暮らしを実現するためには、どのような行動を取るべきなのか?
わたしの実例をもとにをあげてみますね。
収支の見直しと予算管理
まずは、現在の収入と支出を見直しました。
必要なものと不必要なものを分けることが大切だと気づいたのです。
家計簿をつけたりすることが必要な作業ですが、わたしはアプリを使いました。
収入と支出の振り返りを行うことで、無駄遣いを減らし、より効率的にお金を使えるようになります。
- 無駄遣いを減らす
不要なサブスクリプションや衝動的な買い物を減らす。 - 必要なことにお金を使う
減らすことだけではなくて、生きていく上で基盤となる健康や自己投資にお金をかけることは必要不可欠なことだと感じました。将来的なことを考えれば無駄な支出を減らせますよね。
物質的な豊かさから精神的な豊かさを重視
物をたくさん持つことが豊かさの象徴ではなく、心の豊かさが大切だということを意識すること。
身の丈に合った生活をしている人は、物の量を減らし、シンプルで快適な空間を作ることができます。
- ミニマリズムの実践
必要なものだけを持つことで、家の中がすっきりとし、心にも余裕が生まれます。 - 自己充実を追求する
物を買って得られる満足感ではなく、趣味や学び、人間関係で得られる充実感を大切にする。
健康維持と体調管理
身の丈に合った暮らしをするためには、まず自分自身の健康が最優先です。
運動や食生活の改善、睡眠の質を高めることで、長期的に健康で豊かな生活を維持することができます。
- 適度な運動を習慣化する
ウォーキングやヨガなど、無理なく続けられる運動を取り入れていく。 - バランスの取れた食事
健康的な食事を心がけ、体調の管理に気を使う。
老後の生活設計を始める
アラフィフ世代にとって、老後の生活資金の準備は欠かせません。貯金や投資を行い、将来の不安を減らすことが重要です。
- 年金や投資の確認
年金額や退職金の積立状況を確認し、足りない部分は積極的に貯蓄や投資で補う。 - 老後のライフスタイルを考える
住み替えや旅行など、老後の過ごし方を早めに考えることで、今のうちに準備を整えられます。
シンプルで豊かな人間関係を作る
身の丈に合った暮らしは、物だけでなく、人間関係にも影響します。
大切な人とのつながりを深め、ストレスの少ない生活を作ることが、心の豊かさにつながります。
- 感謝の気持ちを表す
周囲の人々への感謝を忘れず、ポジティブなエネルギーを循環させる。 - 無理な付き合いを減らす
自分にとって本当に大切な人との時間を大切にする。
おわりに
今回は、わたしの思う「身の丈にあった暮らし」をお伝えしました。
自分らしさを追求していくことで
他人の自分らしさも認められるようになってきます。
自分の生き方と他人の生き方は違って当たり前。
だからこそ自分の生き方を大切にしていく。
他人の生き方を大切にしていく。
「身の丈にあった暮らし」は沢山の学びがあります。
自分を認めていくこと。
無理をせず、自分のペースで過ごすことを大切にすること。
自分に合った生活をすることで、心の余裕も生まれるし、幸せも感じやすくなりますよね。
かこ

