最近よく耳にする「NISA(ニーサ)」。
新NISA制度が始まったことで、「よし、私も投資デビュー!」と一念発起したアラフィフの私。
ですが……
「NISAって何がそんなにいいの?」
「失敗する人もいるって本当?」
そんな疑問が次々に湧いてきました。
この記事では、NISAの基本から、ありがちな失敗パターン、そしてそれを回避するための具体的な対策までを、同じく投資初心者の目線でわかりやすくご紹介します。
NISAとは?初心者にもわかりやすく解説
まずは基本からおさらいです。
NISAとは「少額投資非課税制度」のこと。
簡単に言うと、「一定の金額までは、投資で得た利益に税金がかからないお得な制度」です。通常、株式や投資信託の利益には約20%の税金がかかりますが、NISAを使えばそれが非課税になるんです。これは嬉しい。
2024年からは「新NISA制度」がスタートし、より使いやすくなりました。
新NISAの2つの枠
- つみたて投資枠(年間120万円まで)
→主に投資信託など、長期でコツコツ運用するタイプの投資に使います。 - 成長投資枠(年間240万円まで)
→株式や投資信託など、やや積極的な投資が可能な枠です。
両方を合わせて年間360万円まで投資が可能。しかも非課税期間の上限が無期限になりました。
長期運用でコツコツ資産を育てたい人にはピッタリの制度です。
NISAで失敗する人の共通点
「非課税って聞いたから、とりあえず始めてみた」
「証券会社のランキング上位だから買ってみた」
そんなふうにスタートしたものの、思うように増えなかったり、損をしてしまったり……。
NISAで失敗する人には、いくつかの“あるある”パターンがあります。
1. 勢いで銘柄を選ぶ
SNSで話題だったから、なんとなくよさそうだったから……。
しっかり調べずに選んでしまうと、「思っていたのと違う!」という結果に。
投資は流行より中身。中身が大事です(恋愛と同じ)。
2. 短期間で結果を求める
「1年経ったのに全然増えない!やめちゃおう」
ちょっと待った〜!
NISAは長期運用が前提の制度です。
短期で売買を繰り返すのは、税制メリットを活かしきれないことも。
お金の筋トレだと思って、焦らずコツコツ続けましょう。
3. 分散投資をしていない
1つの銘柄やセクターに集中してしまうと、その分リスクも大きくなります。
「卵はひとつのカゴに盛るな」という投資の格言、侮れません。
NISAで失敗しないための具体策
では、失敗を防ぐために、何を意識すればいいのでしょう?
1. 投資目的を明確にする
「老後資金のため」
「子どもの学費の足しに」
「将来の安心感がほしい」
目的によって、選ぶ商品もリスクの取り方も変わります。まずは、自分が何のために投資するのかを考えてみましょう。
2. リスクを理解する
「NISAって非課税だから、絶対儲かる!」……なんてことはありません。
元本割れのリスクは当然ありますし、相場の波に左右されるのも事実。
でも、リスク=怖いもの、ではなく「リスク=変動の幅」と捉えると冷静になれます。
3. 自分に合った商品を選ぶ
投資信託も株もたくさんあって、正直どれを選べばいいのかわからない……という方は、「信頼できる長期運用型のインデックスファンド」から始めるのがおすすめ。
たとえば:
- eMAXIS Slimシリーズ
- SBI・Vシリーズ
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド など
手数料が安く、運用実績も安定しているものを選ぶのがコツです。
私のリアルNISA体験
私も最初は、ランキングを鵜呑みにして買ってしまったことがあります。
「これ、人気No.1だし間違いないよね」と思って購入した某ファンド、結果は……半年で▲3%。がーん。
でも、そのとき学んだんです。
- 自分で調べることの大切さ
- リスク許容度を知ること
- 長期視点の必要性
今では、積立投資枠に「全世界株式インデックス」を、成長投資枠に「米国ETF」を少しだけ加えて、毎月淡々と積立しています。
「派手じゃなくていい、じわじわ増えればいい」
そんな気持ちで続けていたら、1年後には+8%に!
やっぱり“時間”は味方ですね。
まとめ:賢く使えば、NISAは頼れる味方!
NISAは、使い方次第でとっても頼れる制度。
「なんとなく始めて、なんとなくやめる」ではなく、目的と戦略をもって使えば、失敗はグッと減らせます。
最後にポイントをおさらい:
✅ NISAは非課税でお得。でも元本保証はない
✅ 失敗の原因は、知識不足・短期目線・集中投資
✅ 成功のカギは、目的・リスク理解・商品選び
アラフィフからの投資デビュー、怖がらずに一歩踏み出してみませんか?
「今さら…」なんて思わずに、「今から!」です♪
かこ

アラフィフから始める貯金と資産形成の方法とは?
